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<酒気帯び運転>三重県職員の懲戒免職取り消し確定 最高裁

3月8日19時18分配信 毎日新聞

 07年に酒気帯び運転を理由に懲戒免職処分とされた三重県立志摩病院(志摩市)の元運営調整部次長兼医事課長の男性(52)が、県を相手に処分取り消しを求めた訴訟の上告審で、最高裁第2小法廷(千葉勝美裁判長)は5日付で県の上告を棄却する決定を出した。処分を取り消した1、2審判決が確定した。

 1、2審判決によると、男性は07年7月6日午後7時ごろから翌7日午前1時ごろまで旅行先の横浜市で友人と飲酒して就寝。午前10時15分ごろから乗用車を運転した際に警察の飲酒検知で呼気1リットルあたり0.2ミリグラムのアルコールが検出され、道路交通法違反(酒気帯び運転など)で略式起訴された。

 06年に福岡市職員の飲酒運転で幼児3人が死亡した事故をきっかけに、県は同年10月、酒気帯び運転した職員は原則免職とするよう懲戒処分を強化していた。1、2審判決は、飲酒終了から運転まで8時間以上あったことなどを理由に「懲戒免職は過酷で重すぎる」と判断した。【銭場裕司】

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最終更新:3月8日19時18分

毎日新聞

 

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