家族総出でパット外せば罵声、入れれば歓声のマナー違反
日米のグリーンを席巻する韓国女子プロゴルファーの「芳しくない評判」=鵜飼克郎
(SAPIO 2009年10月14・21日号掲載) 2009年11月3日(火)配信
優勝することでプロテストを免除される恩恵を受けた韓国人選手も多く、全美貞をはじめ、辛R周、キム・ソヒ、ぺ・ジェヒ、イム・ウナなどがいる。中国人の張娜もプロテストを免除されたひとりである。
もともとQTは「魅力あるツアーへの活性化」を目的に02年に新設された制度であるが、韓国人選手激増のため、JLPGAではその目的を変更せざるをえない状況にまで追い込まれた。
JLPGAはこのルールテストに「日本語と英語のみとする。ルールテスト会場への通訳の帯同は認めない」という条件を加えたのである。一昨年までは日本語や英語の読み書きができない選手のために通訳を同席させることを認めていた。
「表向きは最低限の日本語か英語を理解していないとトラブルに対処できないということですが、これは日本のツアーで活躍する韓国人や台湾人、これから増えることが予想される中国人を締め出すことが目的。昨年、QT受験予定だった韓国人選手7人のうち、5人がルールテストをクリアできないと断念している。明らかな締め出しです。日本人は韓国人に負けるのが怖いのです」
とある韓国人選手は憤慨する。しかし、これは日本だけの問題ではない。米女子ツアーでも同じことが起きている。同ツアーには27か国から121人が在籍し、韓国勢は3分の1を超える47人(日本人は4人)。シード圏内の80位以内には韓国勢は33人。半数に迫る勢いだ。
「昨年8月下旬、米女子ツアーではツアーに2年間在籍する選手に翌年から英語の口語テストを課し、基準以下なら出場停止にすると決めた。理由はメディアやファンとのコミュニケーションに英語が必要≠ニいうことだったが、外国人イジメ、さらには人種差別だとマスコミや人権擁護団体から突き上げを食らい、たった1週間で撤回する騒ぎがあった」(米国在住のゴルフジャーナリスト)
米国では日本人選手も対象になっていたが、在籍選手数を考えれば、狙いが韓国勢であることは明らかだった。
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