放送予定
   
   
   
3月15日(月)放送予定
“虐待死”はなぜ防げなかったのか
(仮題)

幼児・児童の親による虐待死が相次いでいる。東京江戸川区では小学1年生が父親からの暴行の末に死亡、埼玉蕨市では4歳児が十分な食事を与えられず衰弱、奈良桜井市でも5歳児が食事を与えられずに餓死した。5年前、児童福祉法が改正され虐待の恐れがある子どもの相談・保護体制は強化されたはずだった。しかし、そこに関わる児童相談所、区の専門機関、乳幼児健診担当者、学校などは、虐待のサインを見逃したり、サインを受け取っていても適正に処理しなかったり、機関と機関の間の連携がうまくいかなかったりして、救えたかもしれない命を救えなかったのだ。虐待死を防ごうと作られたシステムはなぜ機能しなかったのか、明らかにする。
(NO.2862)

スタジオゲスト 川ア 二三彦さん
    (子どもの虹情報研修センター
日本虐待・ 思春期問題情報研修センター)
 
   
   
3月16日(火)放送予定
どうなる?マグロ
〜ワシントン条約会議の行方〜
(仮題)

最近、回転寿司でも安く食べられるようになった本マグロ。しかし、その一方でマグロ食が危機に立たされている。今月13日からのワシントン条約締結国会議で、大西洋クロマグロ(本マグロ)が議題となっているのだ。漁獲制限を守らない漁船が横行し、減少に歯止めがかからないためだ。絶滅を危惧する欧米の国々は、シーラカンスと同じレベルに当たる国際商取引の全面禁止を主張。それに対して、世界のクロマグロの大半を消費する日本は今回、他の漁業国と共に4割もの漁獲量制限にとり組み、「持続可能な漁業」に理解を求めているが、採決の行方は予断を許さない。会議の開かれるドーハ(カタール)からの最新情勢をリポートし、また、日本国内で進むクロマグロの完全養殖の取り組みなども紹介。環境保護と共存できる漁業や消費のあり方を考える。
(NO.2863)

スタジオゲスト 八木 信行さん
    (東京大学大学院特任准教授)