(cache) 湯浅さん「極刑しかない」 秋葉原事件で証人尋問 - 47NEWS(よんななニュース)
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  • 湯浅さん「極刑しかない」 秋葉原事件で証人尋問

     東京・秋葉原の無差別殺傷事件で殺人罪などに問われた元派遣社員加藤智大被告(27)の第5回公判が11日、東京地裁(村山浩昭裁判長)であり、ナイフで刺され重傷を負った元タクシー運転手湯浅洋さん(56)が証人尋問で「亡くなった方やご遺族の悲しみを考えると、極刑しかないと考える」と述べた。

     毎日、傷に痛みが走るという湯浅さんは、被告が携帯サイトに書き込んだ内容の感想を問われ「こんなくだらないことで尊い命を奪ったかと思うと、被害者がかわいそう」と語気を強めた。

     被告から届いた謝罪の手紙については「同じ境遇の同世代はたくさんいるのに、なぜ事件を起こしたかという疑問が(かえって)強まった」と指摘。「事件を知るためには被告を知る必要がある」と返信したことや、公判の傍聴を続ける意向も明らかにした。

     この日はナイフで刺された30代の女性も出廷し「被告は自分のプライドを守るためにわたしたちの命を利用した。自分のしたことが(どんなに残酷か)分かっていない」と証言。「被害者のことを知ってもらいたい」と考え、女性も被告に手紙を書いたという。

      【共同通信】