教員免許更新制で教員調査
「役立つ」、でも廃止要望
廃止してほしいけれど、大学などでの講習はけっこう役に立った−−。今年度から始まった教員免許更新制について、全日本教職員組合(全教)が対象になった30〜50代の教員にたずねたところ、こんな意見が目立った。10年に1度の講習を修了しないと失効する更新制はかねて教員の評判が芳しくないが、新しい知識を吸収すること自体は評価する向きが多いようだ。
調査は複数の選択肢から答えを選んでもらう方式で、昨年9月に実施。24都道府県の組合組織を通じて1247人から回答が寄せられた。
講習を受けた経験を踏まえ、教育活動への影響をたずねたところ、「大きく影響した」「やや影響した」の合計が54%で半数を超えた。部活動や授業の準備への影響、同僚への負担のしわ寄せなどを挙げる声が多かった。
「この制度で教育はよくならない」という回答は68%。「改善すれば教育の充実に生かせる」は20%、「よくなる」は0.3%。今後については「廃止すべきだ」が76%を占め、年代が高くなるほど割合は高くなった。
ただし、受講した講座の評価については、「すべての講座が役だった」「多くが役だった」「半数程度が役だった」を合わせて65%に及んだ。自由記述欄では「講習はいいが、免許失効につながらない制度にしてほしい」という声も少なくなかったという。(見市紀世子)
■昨日のメルマガでは安倍さんが教育についての集会に参加されたとありましたが、それを紹介した記事で部分引用した記事の全文になります。
なので、今日は教育について、昨日のメルマガから考えたことを記事にしたいと思います。
▼先月24日の朝日新聞18面(教育)に、このような記事が掲載されていました。
率直な感想として、これはおかしいですね。
なぜ教員たちはこの講習が「役に立った」と実感していながらも、「これで教育はよくはならない」などと回答するのでしょうか。
しかも圧倒的多数です。
「よくなる」の約227倍(正確には226.66666…倍)です(驚)
▼不可解ですが、予想は容易につきますね。
それは、教員が自分たちの「地方公務員法で守られてきた」(「美しい国へ」210頁)地位を、守りたいからです。
「講習はいいが、免許失効につながらない制度にして」という声が少なくなくあることは、その何よりの証と言えると思います。
これは、もう完全に「甘え」の構図です。
「廃止すべきだ」の76%など、もってのほかです。
全国の教員の皆さん、しっかりしてください。
クビになりたくないのは分かりますが、目を覚ましてください。
と、つい数年前まで高校にいた私でさえ思ってしまうほどの、ワガママなデータです。
▼また、ベテラン教師ほど反発が強いとありますが、これはいったいどういうことなのでしょうか。
経歴を重ねるほど傲慢になっているのではないでしょうか。
そんな先生には教わりたくないです。
「ベテラン」教師といえば、日教組も、職員室での具体的な人数は少なくてもその人物が年長者であることから他が従わざるを得ないということも多いそうですが、同じ構図があるようです。
▼「現場の声」として「部活動への影響」が挙げられています。
部活には私も思い出は多々あるのですが、教員の側が、部活動を免許更新制度反対のイイワケの口実に利用するのなら、部活動のあり方も考えなければならないところまできていると思います。
またこれには、教員がその場にいないと事故などのとき、保護者が五月蝿いということなどもありそうです。
いつだったか目にした新聞の投書によれば、生徒の生活が部活動偏重のあまり、朝練で早朝登校し、帰宅は夜の9時10時で、あとは疲れて寝るだけ、勉強などする暇もない、という現実が、少なからずあるそうです。
学校は勉強を教えるところであり、思い出作りやそもそも本来学校の本質でない活動のためにあるのではないのではないでしょうか。
私は学校で思い出を作るような楽しいことを否定しているのではありません。
自分の世代は楽しい学校生活を過ごしたけど、今の世代には厳しくするというのではないのです。
私が思うに、どんなに勉強がハードでも、課外活動などに頼らなくても生徒は生徒同士、10分の休み時間でもそれなりに楽しむ時間を作っていけると思うのです。
それを、教師がわざわざもっともらしく、理解のあるようなことを言って部活動偏重にするのは、これは実質的なゆとり教育と同じであると思います。
生徒は忙しいのでしょうがそれはあくまで課外活動に忙しいだけであって、本来なされるべき教育がなされずにいるという点においてです。
また一般論ですが、部活動を通じて悪い友達と付き合うようになってしまったり、よく聞く「部室でこっそり喫煙」なども、往々にしてありますよね。
私は喫煙などはもちろん今まで一度もしたことがないほどですが、生徒だけで固まって閉じた世界を作らせるのは、今になってみればあまりいいことばかりでもないような気がします。
今の部活動偏重の学生生活のスタイルを作ったのは、ひょっとしてゆとり教育導入を推進したのと同様の勢力なのではないか、とさえ、今は思っています。
中学・高校生時代、当事者であると気付かないこともあるものですね。
▼最後に、この記事を書くときに手元に置いて参考にした「美しい国へ」の中で紹介されているイギリスでの教育改革についての箇所を引用します。
本来、そうした価値観(←前段階に「たとえば、他者への思いやりとか、権利だけでなく責任を担う意識とか」とあります)は家庭や学校、地域で身につけるものだが、家庭も学校も地域も、その機能を失ってしまった。そこで、政府みずからが指導的に「あなたがリスペクトの精神で接すれば、自分に返ってくる」(Give respect,Get respect)というキャッチフレーズをかかげ、忘れ去られた「よき価値観」を再構築しようというのである」(206ページ)
ここでいうような意味での「政府みずからが指導的に」というのが本来あるべき教育行政だと私は思います。
一方、あの輿石氏は「教育の政治的中立はありえない」と公言してはばからないそうですが、それは間違っています。
仲間を増やそうとするかのような、日教組教員の再生産のような教育行政は、もうたくさんです。
|
コメント(7)
ちなみに、記事で紹介されてる「全日本教職員組合」というのは日教組から分離した組織だそうですが、同組合のホームページによれば、彼らは「時の政府のいいなりにならない教員の教壇からの排除という本質的な重大問題を持つ」として教員免許更新制にも反対、「子どもたちへのいっそうの競争強化と格差づくりをすすめる政策」であるといっては全国一斉学力テストにも、反対を掲げているようです。
また、高校授業料の無償化も訴えています。
もう完全に民主党ですね(笑)
日教組から分離した意味はいったい?
2010/2/19(金) 午後 5:35
今までの教師がまともであれば、
これだけ荒廃はしていませんよ。
傑作
2010/2/19(金) 午後 7:01
職業人は常に能力の維持、向上に努めるべきなのに、
子供にとって大人の手本となるべき教員がこの体たらく。
真面目で勤勉で優しい日本人はどこへ行った。
教員免許更新制度は利はあっても害などあるはずもない!
傑作です。
2010/2/19(金) 午後 11:28
こんばんは。
教員免許更新制度は絶対必要でしょう。もっと厳格にすべきです。
日の丸掲揚、君が代斉唱に反対する教師は更新するべからず!
傑作。
2010/2/19(金) 午後 11:37 [ sia ]
私も絶対に必要だと思います。
それと、医師の免許の更新も。
命がかかってるんだから・・・。
傑作!
2010/2/20(土) 午前 1:02
教師が悪いのです
殆どの教師を首にすればいいのです
2010/2/20(土) 午前 1:29 [ 水大師 ]
全教からのアンケート結果などねつ造に決まってます。
まともに取り合うなんて皆さんバカ?
彼らのような狂員と一般教員を一緒に取り扱わないでいただきたい。
研修などはどうでもいいですから、日教組と全教の首を全員切ってしまえばいいのです。そうすれば民主がのさばるのも少し落ち着くでしょう。
2010/3/13(土) 午前 0:57 [ 範馬 ]