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まるで異国?! 定住化進む池袋チャイナタウン (2/2ページ)

2010.3.14 22:45
このニュースのトピックス外国人参政権
東京・新大久保駅周辺には韓国語のフリーペーパーの箱が並ぶ(緑川真実撮影)東京・新大久保駅周辺には韓国語のフリーペーパーの箱が並ぶ(緑川真実撮影)

 法務省によると、全国の外国人登録者は平成20年末時点で約221万人と総人口の1.74%。このうち在留期限や就労に制限のない永住資格を持つ「一般永住者」は49万2056人と50万人に迫る。かつては在日韓国・朝鮮人の「特別永住者」(約42万人)が最多だったが、一般永住者は過去10年間で5倍になる勢いで急増しており=グラフ参照、19年に特別永住者を初めて上回った。

 一方の大久保駅周辺。韓国系の店が多いこの地域ではごみ出しルールなどマナー違反が問題化している。ごみ集積所に掲げられた収集日の案内板は日本語のほか韓国語、中国語、英語で表示されていた。新宿清掃事務所は「マンションの集積所にも同じ案内板の設置を求める声が多数寄せられている。管理人さんも苦労している」と話す。

 こうした中、数年前には、池袋駅の半径500メートルを中華街と呼ぶ「池袋チャイナタウン構想」が中国人側から提案された。しかし、マナー違反などをめぐり日本人住民との関係は良好とはいえず、「時期尚早」と保留になった。同様の構想は仙台市でも中国の投資ファンドにより提案されたが、「街にふさわしくない」「治安が悪化する」といった声が上がり頓挫している。

 池袋の中華街構想の協議に参加した「池袋西口駅前名店街」の三宅満会長(64)は「実際に会って話すと、彼らは礼儀正しく好感が持てる。しかし、治安面での不安はぬぐえない」と微妙な心情を吐露した。

日本で急増する一般永住者 その背景とは…

このニュースの写真

東京・新大久保駅周辺には韓国語のフリーペーパーの箱が並ぶ(緑川真実撮影)
池袋北口の繁華街に立てられた中国語による「客引き禁止」の看板(緑川真実撮影)
新大久保駅近くの公園にある防犯カメラ(緑川真実撮影)
新大久保駅近辺の集合住宅には、数ヶ国語で不法投棄を防止する内容の張り紙がはられていることが多い(緑川真実撮影)
一般家庭の敷地に置かれていた看板。騒音を注意する文章は日本語と韓国語で書かれていた(緑川真実撮影)

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