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宮城内陸地震、中国で予測されていた?

 【大紀元日本6月27日】中国中央テレビ(CCTV)が6月8日、中国地震局の専門家を招き、一ヶ月前に民間人が国家地震局に送ってきた「5月27日から6月5日の間に、日本または中国東北部でマグニチュード7・5の地震が発生する」予測情報を紹介し、同予測が外れたとして地震予測は不可能である結論を出した。しかし、同番組が放送された6日後、仙台、宮城内陸で7強の地震が発生した。

 中央テレビの同番組の背景は、地震後、8万の死亡者も至る大惨事に当局が予測を出さなかったことは重大な責任があるなどとの指摘があった。中国のインターネット上多くの掲示板でネットユーザーらが提供した情報および各地方の地震に関する報道内容によると、地震が発生する一ヶ月前、予測の情報はすでに現地および周辺の各地震観測点および専門家などを通して四川省、国家地震局などに送られた。特に隣の甘粛省では、多くの気象観測点が予測に成功し、一部の地方当局も現地住民に警告通知を出した。しかし、中国のネットサイト「百度」字典に書かれた情報によると、中国国家地震局局長が、「五輪が無事に開催するように、社会の安定は大事であり、100%の確信がなければ予報を出してはいけない」と指示を出し、地震の警告を押さえたという。

 民間の不満に対して、当局は、四川大地震の被害拡大の責任を否定し、地震の予測は不可能であるとの論調を中国の各報道媒体で大きく宣伝した。6月8日、中央電視台(CCTV)は「対話」の番組で、中国地震局の研究員・何永年氏をコメンテーターとしてを招き、地震は予測不可能との観点を強調した。

 地震予測の信頼性は少ないことを証明するため、何・研究員は、国家地震局に最近送られてきた地震予測情報が書かれた一通の手紙を読み上げた。同手紙によると、08年5月27日から6月5日の間に、日本または中国東北部でマグニチュード7・5の地震が発生する可能性が大きいという。差出人は浙江省の民間人であるという。何・研究員が、予測期間が過ぎた6月8日の時点になっても予測された地震が起きなかったとして予報は大外れだと批判、地震の予測は信頼できないと結論した。

 6月14日に宮城でマグニチュード7・5の地震が発生した後、同番組はネットユーザーらの間で話題となり、当局の地震情報隠蔽を批判するメッセージが掲示板を埋め尽くした。
民間人からよく手紙が来ます。
今日届いた手紙です。
短いので、読みましょう。
予報したのは、何永年研究員です。
2008年5月27日から6月8日の間
大地震が発生する可能性があります。
マグニチュード7・5クラスです。
中国と日本で起きると書かれています。
彼の予測した震源地はあまりにも広すぎます。
中国と日本で大地震が発生する
そんなことはあり得ません。


 
(翻訳・編集/叶子)


 (08/06/27 07:31)  





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