しらかば帳

　こう眠いと、春の訪れが近いことをいや応なく感じる。人生最大の楽しみである睡眠時間に最近、拍車がかかってきた。先日などは久しぶりの３連休に計３８時間寝ていた。春眠暁を覚えずというが、黄昏（たそがれ）すら覚えない日もあった。

　学生時代は、電車のつり革で立ったまま寝る▽授業中に先生に見つからないよう目を開けたまま寝る－－など、数々の技を編み出したものだが、いい大人としてはさすがにどうかと思う。同僚に「デスクに電話するといつも寝ぼけてる」などと思われないよう、コーヒーがぶ飲みにも拍車がかかっている。（松）