2010年3月14日 13時0分更新
原子力発電所の建設を身近な問題として考えてもらおうと市民グループが広島市内に原発が設置されることになったと仮定して市民に賛否を聞く模擬投票を行いました。
模擬投票は広島市中区のアーケードで行われ市民団体のメンバーが買い物途中の親子連れや若者に参加を呼びかけました。
投票では仮に広島市内に原子力発電所が建設されることになった場合の賛否を聞き、投票に応じた人たちは「賛成」、「反対」、「わからない」という3つの欄があるボードにオレンジ色のシールをはっていました。
投票した20代の女性は「原子力発電所についてあまり考えたことはありませんでしたが、これから考えたい」と話していました。
模擬投票では反対が多数を占めましたが市民団体の田中利幸代表は「私たちの将来を考える上で原発建設の是非は重要な問題で賛成、反対の前にまずは関心を持ってもらいたい」と話していました。
市民団体では東京に原発の建設計画が持ち上がったという架空のストーリーの映画を今月16日から県内11か所で上映する予定で、投票した人たちに上映会への参加を呼びかけていました。