世界の災害現場に派遣される日本の国際緊急援助隊が12日、国連が援助隊の能力を評価する「IEC試験」に合格し、3階級のうち「ヘビー」と呼ばれる最上級の評価を獲得した。国連は大規模災害の際、評価の高い援助隊から順に現場の活動拠点を与えており、今後、日本隊は国際援助活動の場が広がるという。
日本隊は警視庁や消防庁、海上保安庁、医療関係者ら総勢約70人。ヘビーは24時間の救助活動を10日間連続で行う能力が求められ、試験では38時間にわたる模擬救助活動を通じ、150項目が審査された。
試験は国連の国際捜索救助諮問グループ(INSARAG)が今月10、11日に兵庫県で実施した。(00:56)