最近、僕のところに「夏目漱石財団」なるものを設立したので協力してくれとの手紙が届いた。一部の親族が関わっているらしいが、僕の連絡した親族たちは困惑し、いささかうんざりしている。放置しておくと混乱も予想されるので、急きょ相談の上以下のような文書を報道機関、出版社、博物館などに送付した。各方面に周知し、良識的な判断を望みたい。
2009.7.12 夏目房之介
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
みなさま
いつもお世話になっております。
このたびは、漱石長男純一の息子・夏目房之介として、夏目漱石に関連することでお知らせがございます。
本年6月17日付で私のもとに「夏目漱石財団」設立の知らせ及び協力要請の手紙と、一般財団登記の事項説明書コピーが送られてきました(同様のものが漱石長女筆子の娘・半藤末利子宛にも送付)。それによると設立は本年4月1日。
同財団の「目的」は、以下の通りです。
〈当法人は、夏目漱石の偉業を称えるとともに文芸の興隆を図り、豊かな社会の実現に寄与することを目的とするとともに、その目的に資するため、次の事業を行う。
1. 夏目漱石に関する人格権、肖像権、商標権、意匠権その他無体財産権の管理事業
2. 夏目漱石賞の選考及び授与に関する事業
3. 文化、文明及び文芸に関するフォーラムの開催事業
4. 夏目漱石記念館の設立、維持、運営、管理に関する事業
5. 夏目漱石の愛用品をはじめ、夏目漱石ゆかりの品の管理に関する事業
6. その他この法人の目的を達成するために必要な事業〉
(一般財団法人夏目漱石 履歴事項全部証明書 会社法人番号0110-05-002766 より)
役員には、評議員として漱石次男伸六長女・夏目沙代子(旧姓・坂田)、理事として夏目一人(沙代子長男?)の名があり、手紙送付者は財団事務局・中村まさ比呂とあります。
財団登記の規制緩和による設立のようですが、こうした動きには、私も半藤末利子も関与しておりませんし、また協力するつもりもありません。夏目沙代子家以外の他の親族からも、この話は聞いておりません。また登記された「目的」にある「人格権」はそもそも相続されないもので、何らかの権利が相続されるとすれば権利の管理に関しては相続者全員の同意が前提のはずですので、「目的」自体、不可解な部分の多いものです。
ご存じのように漱石の著作権は戦後すぐに消滅しております。その後も、著作物の利用、演劇・映画化など翻案、あるいは漱石写真の利用、漱石イメージのCM利用など、様々な場合の問い合わせが父・純一や私のもとに参りました。が、私の代になってからは、消滅した著作権に関する案件はもちろんのこと、他の利用もすべて一切の報酬を要求せず、介入もしないことを方針にしてきました。
「漱石という存在はすでに我が国の共有文化財産であり、その利用に遺族や特定の者が権利を主張し、介入すべきではない」というのが私の理念だからです。また、純一所有であった漱石遺品などは純一死後、母と同意の上そのすべてを神奈川近代文学館に寄贈しております。この考え方にいたった経緯に関しましては、拙著『孫が読む漱石』(新潮文庫)該当部分引用[註1]をご参照ください。
上の理念にしたがい、私はこの「夏目漱石財団」に対して反対の立場を取ります。私以外の遺族に関しましても、ほとんどが財団設立とは無関係であり、私同様反対の立場であることも申し添えたいと思います。
また、この財団が事情を知らない人々への許諾や権利主張によって既成事実化し混乱をもたらすことを恐れます。この件につきまして、できるだけ早く公表周知すべきだと判断し、今回のお知らせとなりました。みなさまには本件につき、良識的な判断をとっていただくようお願い申し上げます。
現在までに同意をいただいた親族は以下の方々です。
半藤末利子 漱石長女筆子四女
半藤一利 半藤末利子夫(09年9月24日
吉田一恵 同四女愛子長女
岡田千恵子 同長男純一長女
仲地漱祐 同四女愛子長男 (09年8月6日)
夏目倫之介 同房之介の長男
新田太郎 夏目直矩(漱石の兄)の孫(09年7月14日)
松岡陽子マックレイン(漱石長女筆子の三女 09年7月15日)
夏目季代子(伸六次女きく子長女 09年7月15日)
なお、本件に関するより詳細な資料を必要とされる方は私までご連絡ください。
以上の文書の一部と経緯に関しましては、随時私の個人的なブログにおいても公表してゆくつもりです。http://blogs.itmedia.co.jp/natsume/ 夏目房之介の「で?」
とりいそぎのお知らせで、読みづらいところもあるかと存じます。ご容赦ください。
2009年7月12日 夏目房之介
註1 〈漱石のような存在については、社会に広く共有された文化として、享受とのバランスで権利の範囲を考えるべきだというのが、僕の現在の考えである。
映画化や演劇化などとっくに切れた著作権にかかわる翻案やパロディなどはもちろん、著作利用やCMへの肖像利用についても、僕は基本的に何もいわない。報酬も要求しない。
むしろ、そうすることが漱石という文化的存在を将来にわたって維持し、享受や批判をさかんにして再創造につなげてゆく方向だろうと思っている。〉夏目房之介『孫が読む漱石』新潮文庫 40p)
追加情報
http://www.soseki-natsume.org/
漱石財団HP
※09年7月16日確認したところ、これまで読めた内容は見られず「準備中」とされていました。
http://www.city.shinjuku.tokyo.jp/division/261000bunka/
新宿区文化観光国際課
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%8F%E7%9B%AE%E4%B8%80%E4%BA%BA
夏目一人ウィキペディア
http://www.j-cast.com/2009/07/14045334.html
J-CASTニュース
※追伸
ブログのコメントについて
以前にも玉石混交ともいうべきコメントで溢れたことが何度かありました。僕は基本的にそれらを削除したりするような手段はできるかぎりとらないできました。それは「何をいっても自由」だからではなく、ブログのコメント欄というものが、いい意味でも悪い意味でも無責任なものであり、本来管理するのが困難な性格だからです。よほど状況的に書き込みが本人だとわかる場合を除き、これらの書き込みは匿名的で、それを根拠に責任のもてる発言のできるものではありません。それらに意味や価値を認めるか、批判するかは、どこの誰ともわからないブログ読者の人々の個々の責任においてなされるべきことで、そこに良識があるか悪意があるかも、また読む者の判断に任されます。
したがって、コメント欄に書き込まれたものに対して、それを参考にすることはありえても、僕自身が財団の問題にかかわる判断をそれによって直接行い、発言することはありえません。コメント欄の記入が財団関係者のものであれ何であれ、このことは常識の範囲内と思われます。ブログ読者のみなさんもまた、過剰な反応よりは冷静な判断をされるようお願いします。
夏目房之介 2009.7.18
ゆきち | 2009/07/11 04:11 |
詳細をよく知らないままコメントしますが、「特定の者が権利を主張し、介入すべきではない」であるのなら、商標などは、先んじて防衛的に取得していく必要はあるのではないでしょうか? 時々古い著名人の名前を商品名に使って商標を登録するというトラブルもあるので、こうした権利を管轄する団体というのはどこかで必要になるのではないかと思います(チェ・ゲバラの有名な写真みたいに、それすら放棄するというのもありますが)。今のままだと、例えば、お菓子とかに「夏目漱石」と使われても、房之助さんは反論できないのではないでしょうか? その辺、房之助さんはどうお考えなのでしょうか?(過去の著作にその見解があるのかもしれませんが、手元に持ってないので、確認できておりません) |
心配症 | 2009/07/11 07:47 |
社会的に広く共有したいという、夏目さんの取る立場は立派なお考えだと思います。懐の大きさが感じられます。 |
岡見文克 | 2009/07/11 08:37 |
いわゆる夏目漱石著作物は一度はパブリックドメインに帰したものだということでしょうかね。著作権法に明るい身ではないので憶測でしか語れませんが、このブログエントリを読んだ限りでは房之介先生の意志を尊重したく思います。 何より著作管理団体の是非以前に4月に設立してこの時期に親族に打診してくることが問題です。面倒なことにならないとよいのですが。 |
ふーじぃ | 2009/07/11 10:22 |
コメントされた「ゆきち」さん、「心配性」さんは、私が「漱石という存在」について書いたことを、他のものに一般化して受け取られているようです。また漱石については戦後すぐの著作権切れにあたり夏目家が商標権を登録しようとして業界の顰蹙をかってつぶれた事件があり、広く流通している名前などを登録するのは困難なはずです(「孫が読む漱石参照)。「クレヨンしんちゃん」など、現在生きている権利について同様の主張をしているわけではありません。 |
宮嶋陽人 | 2009/07/11 13:02 |
著作者人格権は相続こそされませんが、著作権法には以下のような規定があります。 (著作者が存しなくなつた後における人格的利益の保護) まず、60条によって、著作者が死んだあとも、永久に著作者人格権を侵害する行為は違法となることが定められています。 (著作者又は実演家の死後における人格的利益の保護のための措置) ですので、漱石の孫である房之介先生ほかの皆様には、著作者人格権の侵害があった場合には著作権法が定める法的措置を行う権利があり、このことをさして「人格権の管理」と言っている可能性はあります。 著作権に限らず、一般的な「人格権」ということに関して言えば、虚偽の事実による名誉毀損については民事での損害賠償責任、刑事での名誉毀損罪の適用があります。 一般的人格権、著作者人格権の双方において、漱石財団の主張は故なきものではないと思います。 |
natunohi69 | 2009/07/11 15:06 |
.当該財団のHPには、 |
だ~ | 2009/07/11 17:48 |
うえのほうでも指摘されているように、漱石の著作者人格権は現在も生きています。お孫さんの代まではそうです。 |
他人 | 2009/07/11 19:33 |
著作人格権については法律にあるとおりですから、親族に認められた権利ということでしょう。夏目房之介さんには、漱石を利用して怪しげな財団を立ち上げ金儲けをしようとする連中を、人格権を理由に差し止める権利があると思います。そうするかどうかはともかくとしても、知財に詳しい法律家にご相談されたほうがよいと思います。 |
だ~ | 2009/07/11 23:26 |
>>他人 さま 例えば「吾輩は猫である」を「俺は猫である」と主語をとりかえた版を世に送った場合、漱石の遺族(房さんその他の孫の方々)のどなたかが待ったをかけられます。房さんはそういうのしないと宣言されていますが、それでもほかの孫の方がまったをかけることは可能。そしてそれ以上のまったはかけられないわけです。 |
natunohi69 | 2009/07/11 23:58 |
>手紙送付者は財団事務局・中村まさ比呂とあります
2006年12月10日のJ-CASTニュースに「日本初の「性の博覧会」 20万人!が来場見込み 」という 興味深い記事が載っていて、その博覧会を主催した「ATE 2007 実行委員会」の代表として中村まさ比呂氏が取材に答え、 「そうですね、タブー視されていましたよね。でも、既に世界中で行われている博覧会ですし、日本でアダルト商品のPRの場が無いのもおかしい。そして、ここにきてようやく(社会環境の変化やニーズの高まりもあって)日本で開催できることになったんです」 と話しているようです。 2007年に一回開いただけでこのイベントが続かなかったことを考えると、最悪このイベントでの負債などを穴埋めするため、今回の「夏目漱石 財団」を立ち上げたことも考えられなくはありません。一部の方とはいえ、夏目漱石のご遺族の方が関わるのは、ハイリスクにすぎるのではないでしょうか?
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夏目一人です。 | 2009/07/12 13:44 |
拝啓 |
natunohi69 | 2009/07/12 14:10 |
夏目一人様 他の親族の方は知りませんが、夏目房之介先生が、石子順造、真崎守らの世代に続く、第1級のマンガ批評家として日本のマンガ批評の確立、ひいては日本のマンガ界の向上のためにつくしてきたことは、あまりにも有名で多くの「世間の人」の知るところです。 夏目房之介先生が、「社会貢献もせず生計を立てている」などというのは、まったくナンセンスないいがかりでしかありません。 多くのマンガ家、マンガファンが、夏目房之介先生の批評活動に感謝しております。 夏目一人様こそ、夏目房之介先生に対する、このような失礼な書き込みをマンガファンに対して謝罪なさってください。
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樋川真 | 2009/07/12 16:01 |
民法や相続法をお読みになればいいのではいかと思います。 |
樋川真 | 2009/07/12 16:05 |
すいません、訂正です。 |
だ~ | 2009/07/12 21:52 |
一人様。 |
くもり | 2009/07/13 16:44 |
夏目一人さまのコメントはあまり気に留めることもない内容ですが、唯一、母親の旧姓が「坂田」ではないということなので、夏目房之介先生はこの部分は訂正した方がいいと思います。 |
natunohi69 | 2009/07/13 18:08 |
「Birth of Blues」というブログの管理人様のご指摘によれば、「漱石財団」の本部所在地と同住所の同じ部屋に「一般社団法人 more trees」という組織があってそこの理事に「見城徹」という名前が記載されていますね。 |
turu | 2009/07/13 18:45 |
夏目一人様: |
turu | 2009/07/13 18:47 |
*おじいさん=>おじいさま 言ってるそばから自分も間違えてしまった・・・ |
とおりすがりなのですが | 2009/07/13 22:50 |
>そして、私が評議員に入って頂いたのは、沙代子氏は父の伸六の遺品類や漱石の資料が存在する為、まだ公式に作った記念館がない為、肖像物など公に正しい方法で提供するシステムを作りたいと思っているところです。
|
とおったすがり | 2009/07/14 00:46 |
夏目一人様の書き込みがあります。 |
kema | 2009/07/14 01:17 |
夏目一人さまのコメントは、文意が明確でないため、分かりかねるのですが、公式HPにも記載されている「財団概要」を読む限り、あまりにも財団の定義が不明確すぎます。 これが世間に通用すると、本気でお考えですか? |
natunohi69 | 2009/07/14 02:12 |
kema様がご指摘のように、あやふやで不明確な定義の「財団」に、HPから3000円、15000円、50000円という、寄付が、安直に申し込めるようになっているあたりが、非常におかしいですね。 「夏目漱石財団」の「会員証」を発行してやるから、3000円寄付しろって、なんか、犯罪スレスレのような・・・ |
文盲者 | 2009/07/14 02:48 |
著名な文豪の血縁者の暴挙に、ただただ驚いております。私たち現代に生きる日本国民が幼少のころより慣れ親しんだ夏目漱石の文学を、さも自分の物のように扱い、その上自分の商売にしようという心根が透けて見える行動を、法律上何の権利もないのに行うとは。 |
通りすがり | 2009/07/14 03:49 |
夏目一人氏と称する書き込み、ご本人のものかどうか確証ありませんね。 |
くろべえ | 2009/07/14 04:39 |
騙りではないでしょう。「漱石財団」のウェブサイトに載っているあの独特の文章は、普通の人には到底マネができないと思いますw |
カムパネルラ | 2009/07/14 05:10 |
昔の有名人をつかったこんなビジネスがあったとは、、、、、驚きました。なんか日本人の発想じゃないですね。 |
natunohi69 | 2009/07/14 08:57 |
「Birth of Blues」というブログの管理人様の「追記」によれば、「漱石財団」のサイトにある「木曜会」関連の記述には、新宿区の「漱石関連事業」というサイトからの丸写しが、相当見受けられるようです。 |
七味 | 2009/07/14 11:51 |
何方も指摘していないようですが、夏目一人氏と名乗って書き込まれている方の日本語がおかしくないでしょうか?私の国語力の問題でしょうか? >私自身、ただただ世の中の道徳心や #自分に対する述懐、独白の類ですのに、「違いありません」ですか?「~に過ぎません」とかなら解るのですが・・・ >そして、私が評議員に入って頂いたのは、沙代子氏は父の伸六の遺品類や漱石の資料が存在する為、 #「頂いた」は誰を指しているのでしょうか・・・ >これ以上、活動の邪魔になることは、お避け頂き当ブログの全文文章を削除いだだきます様、 私の国語力の問題なのかも知れませんが(そうであれば、勿論ご指摘ください)、日本語として、余りにも・・・な印象を受けます。 もし、これが、夏目一人氏を騙った人の書き込みであれば、夏目一人氏は名誉毀損で訴えられた方が宜しいのではないでしょうか。 |
zukunashi | 2009/07/14 12:37 |
夏目漱石財団の木曜会に関する記述と夏目漱石の作品の要約は新宿区のウェブページの丸写しですね。 引用と言うより転載。 |
nana4 | 2009/07/14 13:54 |
改訂してみた 突然のブログへの書き込みに驚いております。 訂正させていただきますと、貴方はすでに財団が機能しているかのような書き方をなさっておられますが、 今回の行動については、現代社会の文化に対する無理解や相対化されてしまった価値を見直すべく興したものです。 むしろ、「夏目漱石は我が国の共有財産」などと言う傍らで、「夏目」の名を濫用している貴方がたの見識をこそ、世間は疑うことでしょう。 また、私の知己について、ペンネームを用いている方をあえて実名で書くなど、一社会人としての常識を疑わざるをえません。 以上の様な趣旨において活動する私達を一方的に非難するような記述はお互いの害になりこそすれ、為になることはありません。 追記: |
natunohi69 | 2009/07/14 14:11 |
「拝啓」って始めたら「敬具」で終わらなきゃ、おかしいでしょ。 それは、それとして2chに以下の指摘がありました。 <771 :名無しさん@恐縮です:2009/07/14(火) 09:38:31 ID:mOLH/0rZ0 で、以下に両方のURLを書いてみます。 「財団の年譜」
|
さち | 2009/07/14 14:13 |
夏目一人と名のる方の文章および文章力もさることながら、 >漱石という存在はすでに我が国の共有文化財産 |
のん | 2009/07/14 17:30 |
仕事でweb制作をしている者ですが、「夏目漱石財団HP」のページソースを見てみると、夏目一人氏と名乗る人物が書かれたコメントと同じように理解不能で驚きました。 夏目漱石財団HP こちらのページソースを確認すると、メタタグの「keyword」は以下。 |
本当にご本人なのだろうか・・・ | 2009/07/14 22:26 |
一人氏を名乗る人物の文章のひどさにはあきれましたが、コメントの内容もひどいですね。 > また、小職の周りに関係する氏名も 何を言いたいのか常人には理解できませんが、要するに「私たちの実名を公表するな」とおっしゃりたいのでしょうか? しかし、財団の役員は「公人」として扱われますので、氏名が公表されても文句が言えるとは思えないのですが。企業や団体の役員の氏名は、登記簿などで広く一般に公開される情報でしょう。 |
さあにん | 2009/07/15 00:35 |
商標の件を書かれている方がおられましたが、国内の問題に限れば、一般名詞化(に近い状態に)されている固有名詞は商標登録できません。 お札になられているような方ですから、まず登録は不可能だと思いますよ。 また、海外についても、これだけの方であればむしろ国が守るべき問題ではないでしょうか。それだけ日本の共有財産なのではと思いますが。 |
natunohi69 | 2009/07/15 10:20 |
夏目漱石財団のHPより 上記のうち、誤字を指摘し、訂正しましょう。 ×排出→○輩出 これで、よく「夏目漱石検定」などと言えたものですな。
<賞の概要 審査委員募集中。> 募集してるんかい! |
五校出身者 | 2009/07/15 11:30 |
関係ないかもしれないけど、熊本市の坪井旧邸は公式な記念館じゃなかったんだ orz |
natunohi69 | 2009/07/15 12:16 |
以下「N.P.O法人 漱石山房」のサイトより引用します。
|
やま | 2009/07/15 13:17 |
要は、 にしても・・、 |
やま | 2009/07/15 14:23 |
要約すると 房之介⇒漱石先生の長男の長男=本家筋 |
山口 | 2009/07/15 14:26 |
>夏目一人様 |
ん。 | 2009/07/15 16:18 |
やま様の |
夏目漱石財団、設立賛成! | 2009/07/15 16:24 |
「夏目漱石財団、設立賛成!」の意見がなかったので
|
おいおい | 2009/07/15 17:28 |
上のコメント、長ったらしいです。 38才の大人を若い目だとか、ふざけないでください。 そもそもは、房之介氏が配慮することではなくて、 一人が直系の子孫、とくに年長者に配慮すべきことです。 親戚付き合いがないのに、親戚の叔父さんもへったくれもないです。 |
さえ | 2009/07/15 18:54 |
夏目一人氏の書き込み、余りに変な日本語なので しかし、夏目漱石財団の日本語も余りにおかしいので 上の書き込みも夏目一人氏だろうな、という確信が深まっていきます(笑)
|
くもり | 2009/07/15 19:31 |
「横槍だ」という意見があったので、またちょっと書きます(^^;
でもおそらく夏目一人氏ははじめ、 過ぎてしまったことは仕方がないです。勇み足的な一つの失敗だったと思います。 |
一人 | 2009/07/15 19:50 |
うんこぷおいせん |
るーちん | 2009/07/15 20:43 |
財団設立前に話を通すべきことなんじゃ? 事後報告で、「しょうがねーなー」と追認して貰えると思ってたんだとしたら、常識が無さ過ぎ。 金儲けしたくて、そのことだけで頭がいっぱいになっちゃったんだろうね。 |
natunohi69 | 2009/07/15 21:20 |
「財団」は、その目的に と謳いながら現に生きている他人様の著作権を侵害し放題だったHPを閉鎖したようです。
|
名無しの愉しみ | 2009/07/15 22:30 |
>ゆきち 2009/07/11 04:11 |
やま | 2009/07/15 22:38 |
少し上の長ったらしい文章のヤツ、 |
229 | 2009/07/15 23:32 |
房之介氏と大学時代少しだけ関わった者です。ひとつふたつ言わせてください。氏は学生時代漱石の直系の孫であるとはご本人からは言ってませんでした。むしろ隠していたかったようです。しかし漱石の本名が金之助であることから周りが気づいていました。当時から氏の漫画の技量とセンスは卓越していました。にも関わらず評論の道を選択したことは結果として日本のサブカルチャーにとって有益であったと思います。漫画少年の視点も漫画家としての視点ももった評論家(ご本人はコラムニストとおっしゃってますが)は稀有な存在だと思います。いま世界に発信しなければいけない日本の漫画情況にあって氏はなくてはならない存在です。従って今回の件で余計なエネルギーを使うのは国益の損失とさえいえます。どうか法的な陥穽にだけには注意していただきたいと思います。財団設立の背景にはそれなりの知恵物がいるはずです。 |
ふさふさ | 2009/07/16 01:02 |
「で?」 |
勅使河原 | 2009/07/16 01:17 |
>夏目漱石財団、設立賛成! 氏 文章を信じる限り、事後承諾で動いておいて横やり入れるなもないと思うのだが。 >本年6月17日付で私のもとに「夏目漱石財団」設立の知らせ及び協力要請の手紙と、一般財団登記の事項説明書コピーが送られてきました。 いったいこの内容を前にどの面下げて「しかも話し合いや意見交換もなく」などと非難するつもりだったのか。 かってに考えた「使命」を押しつけるとか、「夏目一人氏には特に権利はないんだ」=「共有財産という文言と矛盾している」というこっちのほうが矛盾した(どこが矛盾しているのかとくと説明して欲しい)」物言いとか、公平な第三者の視点とは思えない。 |
natunohi69 | 2009/07/16 02:15 |
「夏目漱石財団、設立賛成!」氏に反論を書かせていただきます。
>そもそも「純文学って・・・」という語りが
|
インチキ財団 | 2009/07/16 02:26 |
死人のフンドシで相撲をとろうとしている乞食以下の財団ですね。 金を稼ぎたいなら自分で作品を書け!盗人ども! |
さと | 2009/07/16 02:47 |
おそまつな財団設立もですが、日本漫画界に尽力してこられた房之介さんへの中傷のような削除依頼に腹が立ちます! |
ぶにん | 2009/07/16 04:21 |
これって要するに一分家の兄ちゃんが、本家やその他の親戚筋に何の相談なしに「漱石財団」を作ったから、おじさんおばさん協力してねって言ってきたってことですよね。
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hoge | 2009/07/16 04:40 |
なんか、この騒動でようやく誰か文豪の孫の評論家がいるという話とマンガ夜話のおもろいおっさんが結びついてよかった。 で、調べたら三田平凡寺とかいう人の孫でもあるらしいとしって、そっちの方が興味有るんだが。 三田房之介で半年くらい活動してほしい。 |
natunohi69 | 2009/07/16 05:18 |
>で、調べたら三田平凡寺とかいう人の孫でもあるらしいとしって、そっちの方が興味有るんだが |
natunohi69 | 2009/07/16 05:28 |
このブログでも、 |
夏目龍之介 | 2009/07/16 16:03 |
夏目一人さんに建みさとさんから、 http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org242667.jpg |
岡田K一 | 2009/07/16 23:43 |
夏目先生が、漱石の孫だと知らない人が、これほどいるとは・・・。そのことに、逆に驚きました。 なお、三田平凡寺については。山口昌男氏の「内田魯庵山脈」に、非常に詳細に記述がされています。 |
文盲者 | 2009/07/17 03:41 |
財団設立に賛成の方。 |
natunohi69 | 2009/07/17 10:43 |
「財団法人 夏目漱石 」の掲げていたビジネススキームは、「ロハス」という言葉をもとにビジネスを行っている「ロハスクラブ」によく似ているような気がします。
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2323 | 2009/07/17 12:58 |
いろいろ伝えられるところによると、 すると、中村が一人の古巣・博報堂一派とそこつながりのロハス利権グループをまとめあげ、さらには漱石賞に噛みたかった幻冬舎を動かした、という推測もあり得ますね。 いずれにせよ、エコで一稼ぎした連中が今度は漱石100年で稼ごうという魂胆が見え隠れしており、放置してよいものかと思います。 |
natunohi69 | 2009/07/17 13:45 |
房之介先生。 件の「財団」のHPには正確には、 <財団法人 夏目漱石は ただいま活動に向けて準備中です。> とあります。<設立に向けて準備中>ではありません。 なお、同財団の理事である池田正昭氏が参加しているmoreTreesのブログは以下のURLです。 |
重爺 | 2009/07/17 14:17 |
>>「夏目漱石財団、設立賛成!氏」の文章からは、<真剣に夏目漱石を記念する>という思いではなく、<いかに夏目漱石の名を使って金儲けするか>という思いしか感じられません。(しかも、氏のアイデアでは金儲けすらおぼつかなさそう・・・)最悪です。 まさにその通りじゃな。 |
jh | 2009/07/17 23:36 |
そろそろ通常運転に戻ってほしい |
jh | 2009/07/17 23:36 |
そろそろ通常運転に戻ってほしい |
財団ひとり | 2009/07/18 02:02 |
財団の方から来ました。
|
natunohi69 | 2009/07/18 03:16 |
>財団ひとり2009/07/18 02:02 という、正式な財団名ではなく、正式な理事のお名前でもない書き込みは、到底「財団法人 夏目漱石」のものであると認めることも、信じることもできないものです。 もし、万一、本当に「財団法人 夏目漱石」の関係者の方による書き込みであるとすれば、お詫びはまずご自身のHPで正式な名称を以って表明されるべきものであります。
私たち夏目房之介先生の読者にとって、受け入れられるのはこのエントリーで夏目房之介先生が明確に反対を表明されている「財団法人 夏目漱石」について同法人を即時廃止すること、と、その廃止の正式な形での表明のみです。 |
あなる男爵 | 2009/07/18 06:43 |
ネットで初めて知ったのですが、なんかかっこいい爺様ですな。頑張ってください 株式会社イー・スピリット(博報堂系:代表取締役が博報堂) 一般社団法人 モア・トゥリーズ(博報堂系:副理事長が博報堂) と、奇妙な一致をしているわけですが。 |
もしもし | 2009/07/18 11:07 |
房之介さんと以前にやりとりしていた
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natunohi69 | 2009/07/18 11:53 |
夏目先生が、これ以上、この問題に煩わされるのは困るので・・・ これ以上、当該の財団が房之介先生を悩ませることがあるようならば、 一般社団法人 モア・トゥリーズ
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もしもしKAME | 2009/07/19 02:35 |
房之介さんの「※追伸 ブログのコメントについて」を読んで、あらためて落ち着いた対応に感服しました。
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樋川 | 2009/07/19 06:54 |
一般財団法人夏目漱石のHPにある設立趣意書には一般財団法人夏目漱石とだけあり、誰が書いたかの署名がありません。 炎上に手を貸すつもりもありませんが、房之介氏の主張の方が正論で説得力があり、夏目漱石氏の次男のX染色体の不始末を漱石氏のY染色体が尻ぬぐいしているように見えます。 |
ん。 | 2009/07/20 16:04 |
ほげ様 一瞬目がちかちかして、「なぜ三田紀房?」などと思ってしまいましたw |
夏目龍之介 | 2009/07/25 10:24 |
朝日にも記事が載りましたね。 ■我が輩は誰のもの?夏目漱石財団めぐり、親族間で異論 http://www.asahi.com/culture/update/0724/TKY200907240385.html |
たか | 2009/07/25 18:42 |
法的に言って著作権は50年で消滅するわけですから、夏目漱石の存在は共有文化財産であるという考え方は正しいです。 |
リアクター | 2009/07/26 00:49 |
久しぶりにコメント下まで読みました。(途中の長いやつだけはとばしたけど・・・読む価値なさそうだったので) なーんてコメントつけると |
喬薇 | 2009/07/26 12:27 |
初めてコメントさせていただきます。 大学で必須講義でとはいえ、夏目漱石をテーマにした講義を受けた身として、財団の設立に反対を述べる夏目房之介様を応援したいと思います。 さて、コメントの設立賛成様の意見について我慢がならなかったのでコメントさせていただきます。 わたくしはまず、有名作家自身が創立したものではない賞の存在が個人的に好きではありません。ひ孫ということで遺族の枠から外れた方が故人の名前を冠して賞を設立すること自体、いかがなものかと思います。 なお、わたくしにはネットで生まれた『電車男』や昨今取りざたされるケータイ小説が暇つぶし以上の「秀作」であるとは思えません。 情に掉さしてよいのは、その目的が親族一同の同意があってこそと考えますが、いかがでしょうか? |
あかぺんせんせい | 2009/08/28 22:02 |
と に か く に ほ ん ご が ひ ど す ぎ る > ひとりくん |
K | 2010/03/11 03:54 |
一人くん、最近また恥の上塗りをしているようですね。ほんと器がちっちゃいワビシイ奴だ。 http://rocketnews24.com/?p=26990#more-26990 |
K | 2010/03/12 05:48 |
続報。一人くんはウィキペディアンと2ちゃんねらーと夏目房之介先生を警視庁に訴えたそうです。 >ウィキペディア連中、2ちゃんねる野郎へ警告する! >犯行者IPアドレスを控え警視庁に手続きを開始ました。 http://twitter.com/natsumekazuto/status/10327830410 |
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