サッカーW杯:ヒディンク氏、コートジボワール監督就任か

本大会までの2カ月だけ

 フース・ヒディンク氏(64)が再びサッカー・ワールドカップ(W杯)の舞台に上がることになりそうだ。AP通信は11日(韓国時間)、オランダ公共放送の報道を引用し、「ヒディンク氏が6月のW杯南アフリカ大会で、コートジボワールの監督を引き受けることになった」と報じた。ヒディンク氏の任期は5月15日から7月15日までだという。実現すれば、W杯開幕の1カ月前から本大会期間まで、コートジボワールの選手たちに「集中指導」を行うことになる。

 現段階では契約が完全に成立したわけではない。ヒディンク氏の代理人は、オランダの日刊紙に対し、「最後の問題はロシア代表との契約」と説明した。ヒディンク氏は6月末まで、ロシア代表監督の任期が残っており、8月からはトルコ代表監督への就任が決まっている。

 コートジボワールの監督に就任する場合、ヒディンク氏は4カ国の代表監督を相次いで引き受け、W杯4大会連続出場という記録を打ち立てることになる。1998年のフランス大会で祖国オランダをベスト4に導いたヒディンク氏は、2002年韓日大会には韓国をベスト4に導き、「名将」の仲間入りを果たした。06年のドイツ大会では「マジック」といわれる指導力で、オーストラリアをベスト16に進出させた。

 コートジボワールは南アフリカ大会で、ブラジル、ポルトガル、北朝鮮と同じ「死のG組」に属し、ベスト16進出を懸けて戦う。コートジボワールの看板FWディディエ・ドログバ(チェルシー)も、チェルシーでの指導経験のあるヒディンク氏の監督就任に向け、積極的な態度を示しているという。

陳仲彦(チン・ジュンオン)記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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