MLB:秋信守が1年で契約更改、兵役問題がネックに

 インディアンスの秋信守(チュ・シンス)が契約期間1年で契約更改をした。

 米紙USAトゥデーは11日(韓国時間)、「インディアンスのロースター40人枠の契約未公開選手32人全員が契約更改を終えた。その中には右翼手・秋信守も含まれている」と報じた。

 秋信守は先月、スコット・ボラス氏と代理人契約を結び、長期契約の期待を膨らませたが、結局、契約更改締め切り前日の12日に1年契約でサインした。年俸は大リーグの規定に従い、昨季の42万ドル(約3800万円)を多少上回る程度とみられる。

 今季メジャーリーグでフル出場すれば、メジャーリーグ在籍3年目となり、年俸調整申請の資格を得る。大リーグでは、年俸調整申請資格の1年前に長期契約を結ぶのが一般的だ。

 また、選手らが6年目以降に獲得するフリーエージェント(FA)資格取得前に長期契約を望むのは、安定的な選手生活の保障を受けるためだ。最近、ダイヤモンドバックスのジャスティン・アプトン外野手はメジャー在籍2年目にもかかわらず、6年・5125万ドル(約46億円)で契約更改した。

 秋信守も代理人を変えて長期契約を望んだが、兵役問題がネックとなった。

 秋信守は5日、春季キャンプ地の米国アリゾナ州でボラス氏と夕食を共にした。秋信守は「よい話はなかった」と話し、長期契約が困難なことを示唆した。兵役問題が解決されていない状態では、球団が長期契約をできないものとみられる。

 なお、シーズン中に長期契約を結ぶこともできるが、その可能性は低い。

 ボラス氏は、年俸調整申請資格を持つ選手の大型契約を結ぶことで知られている。今季好成績を残し、広州アジア大会で優勝して兵役問題を解決すれば、秋信守も来年の契約更改を有利に進めることができるようになる。

 なお秋信守はこの日、パドレスとのオープン戦に3番右翼手で先発し、3打数2安打1打点をマークした。6日のレッズ戦以降、3試合ぶりの打点だ。オープン戦の打率は現在4割5分5厘だ。

シン・チャンボム記者

スポーツ朝鮮/朝鮮日報日本語版

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