Octopussy Pillowtalk
たこのまくらことば
黒髪礼讃
美容院行ってきました。久し振りに会った美容師の本山クン、私の長い黒髪にビックリしていました。10年以上の付き合いの中で、バキバキのブリーチとか、ブリーチに更にツイストパーマとか、信号機の様なカラーリング変遷とか、リーゼントとか、モヒカン風スタイリングとか、クレイジーでロックなヘアばっかり作ってきた間柄でしたから、こんなヘア雑誌に載ってるようなフッツーの髪型を彼にやって貰う日が来るなんて、何だか感慨深かったです。
写真では解り辛いですが(ケータイのインカメラ(自分撮り用レンズ)は微妙な距離の差でピントが甘くなるのです)、毛先をすいて軽くしてゆるめのパーマをかけました。そんなに切ってないけど、多少量が減ったせいかお風呂入ってシャンプーした時洗いやすかったわ〜。ここまで伸ばしたの多分小学生以来です。
先日、友人に2年も美容院に行っていない事を何の気なしに言ったら物凄く驚かれました。一瞬、そんな長期に渡って髪を伸びるがままにしていた行為が「だらしない、ずぼら」という風に取られたのかと思ってヒヤッとした(実際、その通りでもあるので)のですが、彼女曰く毛先のカットをある程度まめにしないと普通髪はボロボロに痛むらしく、私の毛にそういうダメージは全く見られないのでビックリしたらしいのです。「ツージーってさぁ、髪も肌も歳の割にきれいだしさぁ・・・アンタって“丈夫”なんだね。親に感謝だよ」と言われました。心からその通りだと思いました。
本山クンにもその辺は「健康な髪」と太鼓判押されました。全然痛んでないそうです。枝毛は一本もなかったようです。逆にコシが強過ぎてパーマが掛かりにくいくらいなのです。毛質は柔らかいのに実は一本一本が細くなく強靭なのです。十数年に及ぶ度重なるブリーチ&パーマに耐え抜いた強さの秘密はここにあります。嗚呼、また己の健康を自慢してしまった。しかしこれはちっぽけな自己愛など軽々と凌駕する、両親への感謝に他なりません。アラフォーになっても髪の毛の先端まで丈夫な細胞で形成されている“授かり物”のこの身体が愛しくてたまりません。本当に有り難く幸せなことです。<ナルシシズムの発展的な応用
実は。イイ歳になったら黒髪に戻すっていうのは、バリバリに過激な髪型を楽しんでいた20代の頃から、旧ソ連の5カ年計画の様にザックリとプランニングしていた事なのです。その時はやりたかったから色々とおかしな髪型をチャレンジャーの様にやってましたが、私は(自分で言うのも何ですが)当時から自分の天然の直毛黒髪の美しさを自認していました。だから30歳を過ぎたら(つーかもう40歳に手が届くとこまで来ちゃったが)白髪とか出てくる前に、一旦本来の美しい黒髪に戻してそれを楽しもう、白髪が一杯増えて“ツヤツヤの黒髪”の美しさがなくなったら、また金髪とかにしよう、そういう計画を立てていました。夏木マリさんみたいな良い例もあるので、素地さえあれば(これ重要)中年女性の金髪もカッコイイと思います。私は本当にヘアスタイルに関しては「やりきった」感があるので、今はこの天然の黒髪を心ゆくまで楽しみ尽くしたいと思っています。中途半端な茶色系とかのカラーリングなんかしたくないですね、今は。
今回、白髪は10本くらいありました。本山クンに「見つけ次第抜いて」って言っておいて、こんくらいの本数だったんだが、内側の、表からは見えない所に生えていたようで。2年前、3本白髪が発見された時はそりゃーショック(白髪発見されたのそん時初めてだったから)だったけど、38歳で10本って少ないと思うべきなんでしょうね(本当はもっとあったんだと思う)。まだ、ビゲンヘアカラーのお世話にはならないでいられそう。
私の頭にはモヒカンにした時彫った龍のタトゥーもある。12年見ていない。尼さんになる以外の理由では、再び見たくないなぁ。丈夫で健康な私の細胞内で“蟹さん党”がクーデター起こさないことを祈るよ。
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サクラ
これ丁度2年前の今頃の写真@新宿御苑。こんな薄着でも平気なくらい暖かかったんやね。
そして満開の桜の花。今年はまだ近所で桜見てないんだ、最近出歩いてないから。
マイアジトの隣はお寺&お墓で、そこの桜の花びらが風に乗ってアジトの外階段に落ちてたりすると、「あっ」って思う感じなんだな。
そして、この2年間で髪の毛は写真の倍以上伸びました・・・。明日2年振りに美容院行ってきます。勿論、長年の付き合いの本山クンじゃ。今日、2年振りに電話で話したら、私の行き付けの飲み屋にたまに来ているらしくも、ニアミスで会えずじまいって感じ。いや、過去の私のキ×ガイみたいな金髪スタイルは全部彼に作ってもらったもんだしね。勿論、↑のショートボブ(MEGUMI風味)も彼のカット。
明日やろうとしてる髪型は極々普通のありふれたスタイルなので、近所のテキトーな美容院でもいいかなって思ったりもしたんだが、やっぱり本山クンのサロンに電話してしまった。彼と私が東京に居る限り、これからもずっと彼に髪いじってもらうんだろうな。そういう関係ってやっぱ大事だし、得難いし、有り難い。
閑話休題。最近、やたら“さくら”を冠した歌ばっか放出されてねーか? 数年前そういう歌が大ヒットしたからって、この時期になると雨後の筍のようにニョキニョキ「さくら、さくら」ってタイトルの歌ばっか(聴かないけどあらゆるメディアで垂れ流し宣伝してるので嫌でも目につく)でいい加減かなり辟易してるんすけど。「“桜”ってタイトル付けときゃオッケー」みたいな、クリエイティブ能力ゼロの無能なプロデューサーの安易な姿勢しか伝わってきません。折角の日本人の美意識が凄く低〜いところにズリ下げられてる感じすらします。花見でバカ騒ぎするのはいいんです(好きじゃないし絶対しないけど)、音楽の分野でバカの一つ覚えみたいなノリで“桜”を乱用してる低〜い感じがすっごく癪に障る感じなだけです。「季節モノだから」って言われたら「あ、そうですか」としか言いようがないんだが、日本の皆さんはホントにあんな粗製濫造な感じの桜の歌にグッとキてるんですかね?
あ、そんなに深く考えてないのか。コンビニの「季節限定スイーツ(笑)」のノリで、百円単位でダウンロードして飽きたら消去って感覚なのかな。歌も消費か。だとしたらアッサリしたもんだな〜昨今の時勢って。今に始まった事じゃないね。
4月になって暖かくなった頃にピクニックしたいな。私達は桜の花を愛でて、そんでそれに気を良くして降りてきた花の精にもご相伴して頂くのさ。それがホントの花見ってもんさ。
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甘党で辛党
教授がデザートに買ってきてくれた「トロワグロ」のスイーツ。
トロワグロという料理人の名前は、『美味礼讃』という本(過去エントリ参照)に登場したので知っている程度。
濃厚だがちゃんと“日本ナイズされた”甘さになっている。<じゃないと売れないと思う。
私はチョコレート味のスイーツが大好きなので、ちゃんとセレクトしてくれてる。実はこの写真に写ってる以外に2品程あったのだが、それらも全部平らげた(昼食後のおやつとして)。
※ちなみにこの日の昼食は蕎麦屋で天ぷら&焼鳥&板わさ&日本酒、シメに掛け蕎麦。
チョコエクレアはその名の通り電光石火の如き秒速でガブッと美味しく頂きました。
(エクレア=エクレールはフランス語で「イナヅマ」という意味です)
チョコ味の他には、レアチーズ系とかキャラメル系とかコーヒー系とかが好きです。
私は果物が一切好きじゃないので、破片でも載っかってたらピクリとも来ません。
甘いもの、そんな毎日は食べませんが、食後にすっごく食べたくなってコンビニまでわざわざ買いに行く事もたま〜にあります。基本的に大好きです。
そして今更言わずもがなですが、お酒も大好きです。
20代の頃より、断然甘いもの好き(体が求める)体質になってます。ホルモン分泌と何か関係してるんでしょーかね。
お酒の量は昔より減ってると思います・・・、多分。その場で飲める量は変わらないけど、翌日の回復力がもう、全然・・・・。素子やバトーのような血中アルコール濃度中和プラント内蔵のサイボーグ並だった若さはもう過去のものです。依然として、周りで一緒に飲んでる連中と比べたら断然強い部類に入るのだろうけど、そんな事を自慢してもどうだかなって感じです。
今、これを書きながらウイスキーのロックをちびちび飲んでます。とても美味しいです。
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KARAOKEでゴー♪
今週金曜日のGOLD FINGER(現在は不定期開催/GIRL FRIENDは毎月最終土曜日)は、何とカラオケスペースつきの会場で開催です!
昨今のクラブイベントでのポールダンスブームの先駆けであり、ゴージャスでスタイリッシュないつものGFらしからぬ、ある意味画期的な試み!? 今回は割とこっそり、まったりな雰囲気でやるみたいです。
私は行った事まだないけど、会場のTRUMP HOUSEは内装がとっても面白い所らしい。
入場は25歳以上の女性のみ!“オトナのオンナ”で4649!
ダンスフロアの選曲は80'S中心になりそうだし、カラオケはあゆとかパフュームとか今様のものはご遠慮頂きたい感じDEATH!! 昭和な感じでお願いしたいDEATH!!
最近夜遊びは御無沙汰だった私ですが、久し振りにハジケに行こうと思っております。
そしてGOLD FINGERといえば、私は“男装の麗人”キャラなので、これまた久々にロッケンローな男前ファッションで気合い入れたいと張り切っております。
http://www.goldfingerparty.com/
私はカラオケ大好きです。とは言っても聴衆がいないと楽しくない質なので“ひとりカラオケ”とかはやったことないです。飲みに行った先でのノリでレッツラゴーする感じです。
選曲はあくまで「その時の面子」に合わせます。自分より年上が多い場合はその時代の昭和歌謡中心、同世代の場合はタイミング見計らってその時代ドンズバのアニメソング入れるとかなり盛り上がります(そればっかになるとドン引きされる恐れがあるので注意)。自分だけ楽しくて聴いてる方が白けるのは避けたいところで、私の持ち歌のレパートリーの広さを活かしてみんなで楽しめるのがベストだと考えてます。勿論、基本自分の好きな歌ばっか歌うんだけどね。
同世代で行った時、私が絶対の自信を持って“ウケ狙い”でブチかます十八番はアラジンの『完全無欠のロックンローラー』DEATH!! これが外れた試し今までナッシング!!! 私のパトリオットミサイル的な一曲です。
和田アキ子は鉄板です。『古い日記』はその場にいる私以外のヤツには絶対歌わせん!!
(あっのころっはっっ、ハッッ!ってやつです)
越路吹雪『愛の讃歌』では私勝手に一人でリサイタル始めますので放置よろしく。
今度のGOLD FINGERでは、DRUG KINGばりに女性讃歌として(SMAP『DEAR WOMAN』なんかなんぼのもんじゃい)布施明の『君はバラより美しい』を歌ってみたい。ジュリーの歌で「聞き分けのない女の頬を一つ二つ張り倒し」たい。トム・ジョーンズでエロオヤジオーラを振りまきたい。あ、皆さん間奏だけ拍手くれたらあとは歌本見てて構いませんからねっ。
ずっと前、近所の飲み屋の常連友達(アパレル男、インテリア女、共に40代)とノリでカラオケ行った時は昔のアニソンのオンパレードで楽しかった。私、沢村忠の『キックの鬼』とか平気で歌うから。『アパッチ野球軍』はデス声パンク調で歌います。『ゲッターロボ』は「ガッツ!ガッツ!ゲッターガッツ!」のところギターウルフのセイジさんの生霊が憑依した感じで歌います。あと、ささきいさおが凄くキー合うので、『銀河鉄道999(TV版)』とか『宇宙海賊キャプテンハーロック』も凄く好きでお気に入りです。前川陽子も外せません、『魔女っ子メグ』もエロテイストで炸裂DEATH!! はぁ〜誰かしょこたん呼んできて。
最近の歌ではジェロが好きです。
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藤沢周平『蝉しぐれ』
こういう作品が面白いと思える様な歳になったんだな〜と思った。いや、歳は関係ないか。
決して彩度は高くないが、落ち着いた色調の中間色で豊かに彩られた奥行きのある風景は、心の奥から引き込まれるような懐かしさを覚える。それはこの国で生まれた人間の二重螺旋に綿々と上書きされてきた“日本人の記憶”の如きものかもしれない。
藤沢作品は映画やドラマの原作によくなっているが、一度も見た事ない。
キャストがイメージと全然違う場合が多いので、見ないでおこうと思う。
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GIRL'S DAY
今日はまさに“花冷え”の気候の桃の節句でしたね。
先週買って来た時には蕾だった桃の花もきれいに咲きました。
蛙の置物も啓蟄を先取りするかのように佇んでおります。<こいつらはいつも居るが
私は子供の頃、アウトドアよりインドアで遊ぶのが好きで、特にリカちゃんごっこが大好きでした。同じ団地の近くの棟に住んでたクラスメートの洋子ちゃんと、お互いの家を行き来(その際自前のリカちゃんハウスに人形・衣装その他の装備を詰め込んで持参。ハウスには持ち運び出来る様な取っ手が付いてたので)して、夕食時にその家の母親に声を掛けられるまで遊んでいました。私は特にダイニングテーブルのセットが自慢で、当時の家庭では殆ど使わない様な洋風料理フルコース用の食器が揃ってました。今思うと、フォークは前菜用・メインディッシュ用の大小がありましたし、シャンパングラスとワイングラスの区別もちゃんとあったのです(当時は勿論そんなの意識してません)。家具は全て白で統一されていてちょっとロココ調入ってて、それは夢が膨らんだものです。
お人形はリカちゃん・ハルミちゃん・パットちゃんのトリオ持ってました。私は子供の頃から“かわいい”より“きれい”に魅力を感じる質だったので、三人の中では断然コケティッシュなパットちゃん贔屓でした。パットちゃんを主人公格にして可愛がりました。当時のリカちゃんのシューズは靴底にマグネットが付いてて「鉄の上なら直立可能」だったのですが、デザインが如何せん無骨(厚底のバッシュみたいだった)で余り好きではなかったので、ウエディングドレスのセットに付いてたヒールのあるパンプスを履かせるのがそれはそれはお気に入りでした。お人形の顔に木工用ボンドで「パック」をするのも好きでした(乾くとキレイに剥がれるのが“本物”っぽかったし、実際汚れが落ちてキレイになったのです)。
何か、こうやって思い出すと私って“いかにも女の子らしい”子供やったんやね〜。
紙製の着せ替え人形や塗り絵も大好きで、多分セイカノートのやつだったと思うけど一杯持ってたな〜。ピンクレディーの塗り絵も持ってた、B4サイズくらいの大きいので、勿体無くて1ページも塗らなかったから、今あったらどんだけレアな価値が付いてたか・・・<汚れちまった大人の発想
勿論、リカちゃんの塗り絵も持ってた。2冊あったな。
リカちゃんの絵も一杯描いたな〜。その頃スージー・クアトロ聴いてたから、リカちゃんにジャンプスーツ着せてタレサン掛けさせてベースギター持ってバンドやってる絵とか描いたの凄くよく覚えてる。
(現実的な話は置いといて)女の子の子供がいたら楽しいだろうな。一緒にリカちゃんで遊ぶだろうし、着せ替え人形なんかその辺の市販のよりカッコイイの作れる自信あるし。つーか、今はDSとかでやるんだよね、おしゃれ魔女なんとかってヤツとか。否、折角親が絵描けて手先器用だったら、それは鋏やカッターの使い方を教えるいい機会なんだから絶対作りたいな。一緒に色鉛筆でお姫様の絵の塗り絵もやりたい。自分がやりたいが為に世界堂で100色くらいのデラックスな色鉛筆買いそうな気がする。グラデーションの付け方とか教えたい。「ドレスに模様描くと楽しいよ」とか言ってウィリアム・モリスの本とか見せたり。「ロココ調のドレスをオプティカルにしちゃえ」とか言ってブリジット・ライリーの本見せたり。やり過ぎか(笑)。
お雛様は新しいの買いたいな。三人官女くらいまである三段飾りくらいのやつ。だって私子供の頃、(大人になった今ではシックに感じるが)シンプル過ぎる立ち雛があんまり好きじゃなくて、もっとゴージャスでコケティッシュなのが良かったから。でもちゃんとその隣に「これはママのお雛様」っつって自分のも飾りたいと思う。
「ひなまつり」ってとても素敵なイベントだと思う。小難しいジェンダー論をここで言うつもりは更々ないけど、日本の女の子が、大きくなってから「日本の女の子で良かったな」と思えるようなそんな日であったらいいと思う。<味噌汁飲んで「日本人で良かったな」と思う感覚
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