はんにゃ敗者復活！金田、天下取りを宣言 (2/2ページ)

　お笑い界の“名将”たちが勢ぞろいする頂上決戦に、最後の最後に名乗りを上げたのは、今、最も勢いのある若手コンビだった。

　年間王者を競うグランドチャンピオン大会への最終切符をかけて、月間の決勝ステージで敗れた過去の動画など２４作品による敗者復活戦が行われた結果、はんにゃがトップの投票数を獲得、１億円への挑戦権を手に入れた。

　この日、ニセ番組の打ち合わせで東京・東新橋の日本テレビに呼び出された２人は、Ｓ−１特番の生中継で“復活”を知った。ボケ担当の金田は「うわっ！マジ！？」とサプライズ演出にびっくり仰天。相方の川島章良（２８）は「敗者復活があったんですか？」とおとぼけ全開だ。

　番組終了後、タキシードに着替えて再登場したが、放心状態のまま。毎月投稿し、４度も決勝に進出しながら敗れ続けた金田は「ボクは誰よりもＳ−１に燃えてました！　今、全身から水分という水分がでまくって、タキシードが重くなっています」と復活の喜びをアピール。一方、敗者復活枠がトップでのネタ披露と知った川島は「逃げよう、帰ろう」と半泣きだった。

　タカアンドトシ、中川家ら月間王者１１組、今期のＭ−１、Ｒ−１、キングオブコントの覇者３組と争うだけに２人は「俺ら芸歴も一番下だし、きつい」と弱気。だが、記者から意気込みを求められた金田は「お笑い界の下克上？　敗者復活、若手の強みで優勝してやりますよ。ベテランをどかしてやる、全員どけ！」と一転、ヤケクソ気味に勝利宣言。川島は「後で後悔するぞ」とつぶやき、笑いを誘った。

　最終決戦のネタは、動画、コント、漫才など何でもＯＫ。Ａ、Ｂ、Ｃ各ブロック勝者３組が、ファイナルステージで優勝を争う。

　１９日の本番までわずか６日。金田は「今からネタ会議します。徹夜で？　いや、寝ます」とズッコケモード。だが、「ライバル？　トータルテンボスさんは月間で２回取ってるんで、３回目は取らせたくない」と闘志メラメラ。天下統一か、それとも返り討ちか。はんにゃの命運はいかに！？