ACLサッカー:城南2連勝、全北は鹿島に逆転負け

 サッカーのアジア・チャンピオンズ・リーグ(ACL)は9日、各地で1次リーグ第2節が行われた。E組の城南はアウェーでメルボルン(オーストラリア)と対戦し、前半39分にサーシャが、後半39分にはユン・ヨンソンがゴールを挙げ、2-0で勝利した。城南は2連勝。また、F組の全北は、鹿島アントラーズに1-2で逆転負けを喫し、成績を1勝1敗とした。昨シーズンのKリーグとJリーグ王者同士の対決で注目を集めたこの試合、全北はエニンヨが先制点を挙げたが、後半に連続ゴールを許し、ホームの全州で敗戦を喫した。

 韓国は昨年の浦項に続き、再びアジアのクラブチームの頂点を目指す。韓国からは、浦項、全北、城南、水原の4チームが参加しており、専門家らは今年も韓国が強さを発揮すると予想する。

 昨年優勝の浦項は、今年からオリベイラ監督(ブラジル)が就任し、高い戦力も相変わらずだ。城南も、申台竜(シン・テヨン)監督の絶妙な采配(さいはい)で底力を発揮している。全北と水原も選手補強などを通じ、戦力アップを図った。

 2006年(全北)、09年(浦項)に続き、韓国がACLのチャンピオンになるためには、中東や日本のチームを破らなければならない。ACL開始以来、中東勢は3回(アル・イテハド2回、アル・アイン1回)、Jリーグ所属クラブが2回(浦和レッズ、ガンバ大阪)、それぞれ優勝している。04年、05年に2連覇を達成したサウジアラビアのアル・イテハドと、08年に優勝したガンバ大阪は、今年も韓国勢にとって脅威となりそうだ。

 ACLは、19カ国・地域の各リーグのレベルによって出場権が与えられる大会で、韓国、日本、中国、オーストラリアなどの「東アジア地域」と、中東の「西アジア地域」からそれぞれ16チームずつ出場する。賞金総額は1400万ドル(約12億6000万円)。

丁世暎(チョン・セヨン)記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

このページのトップに戻る