◇…スポーツ報知の購読申し込みは、フリーダイヤル 0120-16-4341(イロ ヨミヨイ) まで…◇
◇…過去の記事は、ご使用のプロバイダのデータベース・サービスをご利用ください。…◇
文字サイズ100%
今月9日(日本時間10日)に仏芸術文化勲章の最高位「コマンドール章」を受章した映画監督でタレントの北野武(63)が13日午後、全日空機でパリから成田空港に帰国し、同所で凱旋会見を行った。会見では、北野監督が映画監督としてだけでなく、芸能活動全般を評価されての受章だったことが明らかに。“芸人・ビートたけし”としても世界に認められた形となった。
「世界のキタノ」から「世界のビートたけし」へ。それを表すかのように北野監督は、いつも通りのギャグで会見をスタートさせた。「頂いてきた勲章です」と取り出したのは「バンクーバー」と書かれたオモチャの金メダル。本物の勲章を手にした後も「裏側に目をやりゃあ『ドン・キホーテ』って書いてあるよ」。取材陣を笑いの渦に巻き込んだ。
作品がカルト的な人気を誇り、映画監督として抜群の知名度がある北野監督。だが、受章したのは、監督としての芸術貢献だけが理由ではなかった。オフィス北野の森昌行代表によると、受章理由は「あらゆる面で支持者を持ち、笑わせること、感動させること、怖がらせることができる、類を見ない直感的な才能を持つことに対して」。文書には、北野監督が司会を務める「たけしの誰でもピカソ」「たけしのコマ大数学科」などのテレビ番組名が記されていたという。
現在、パリ市内のカルティエ財団現代美術館では、北野監督の個展「絵描き小僧」を開催。同所では、「ビートたけしのお笑いウルトラクイズ!!」の映像も流されている。授章式の際、北野監督はミッテラン文化相と一緒に会場を回り、文化相はその映像に大笑い。予定の時刻を大幅に過ぎるほど食い入るように見ていたという。また、受章パーティーでは、フランス人が“コマネチ”をするシーンも。北野監督は「向こうでは、お笑いを一つの才能として見てくれた。気が楽になった感じがした」と満足そうに語った。
「次は1日も早く日本の文化勲章をもらって、人間国宝になること。その後、無銭飲食で捕まるのが夢」と毒を吐いた北野監督。今後も文化人だけでなく、芸人として生きていくことを誓っていた。
(2010年3月14日06時05分 スポーツ報知)
国内最大規模の携帯ニュースサイト。スポーツニュース速報のほか、旬の社会、芸能ニュースも満載。月額84円(税込)
巨人軍公式サイト。待ち受け画像や注目の選手情報など、シーズンオフも必見。「NEWS読売・報知」の全コンテンツも利用できて月額210円(税込)!
翌日朝掲載の釣果情報を当日夜に配信。厳選した指定船宿と協力店からの正確な情報や、船宿の自慢料理・仕掛けなど、実用的なメニューもご用意。月額210円(税込)
携帯初の競輪予想情報。グランプリやダービーはもちろん、関東・南関東を中心に各レースを徹底予測。月額210円(税込)