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四半世紀ぶり…カーネルおじさん“安住の地”へ
昨年3月、大阪・道頓堀川で約24年ぶりに見つかったカーネル・サンダース人形
Photo By スポニチ |
昨年3月に大阪市内を流れる道頓堀川の川底から24年ぶりに見つかった日本ケンタッキー・フライド・チキンのカーネル・サンダース人形が、甲子園球場(兵庫県西宮市)近くの阪神甲子園店で常設展示されることが13日までに決まった。19日に同店で記念セレモニーが行われる。
ケンタッキー社は、阪神タイガースのリーグ優勝がきっかけで行方不明になった経緯も踏まえ、球団本拠の同球場に最も近い店舗に常設展示することにした。発見から約1年、ようやく“定住”することになった。
展示初日の19日は、午前中に記念セレモニーを開催し、正午の開店時から一般公開する。表面がはがれやすくなっているため、ショーケースに入れて展示される予定。ケンタッキー社広報室は「お店に立つのは25年ぶりで、本人もうれしいと思う。人形を気に掛けてくださっている野球ファンや一般のお客さまにも見ていただきたい」としている。
カーネル人形はもともと大阪市中央区の道頓堀店(現在は閉店)の前にあったが、85年10月16日の阪神タイガースのセ・リーグ優勝時に興奮したファンが、当時の主砲で3冠王となった“最強の助っ人”ランディ・バース選手に似ていると胴上げし、そのまま道頓堀川に投げ込まれて行方不明になった。阪神は同年こそ日本一に輝いたものの、以降は低迷。03、05年のセ・リーグ優勝時にも日本一にはならず、ファンの間で「カーネル・サンダースの呪(のろ)い」ともささやかれていた。
昨年3月10日、大阪市発注の工事中に、投げ込まれたとみられる地点から約300メートル下流の新戎橋付近で見つかり、同年6月には補修が終了。全国各地のイベントなどで公開されていた。
≪おはらい受け全国行脚≫上半身が発見された翌日に下半身が見つかり、無事“救出”されたカーネル人形。約3カ月間の補修作業を終え、6月に行われた住吉大社でのチキン供養祭でお披露目、その場で“呪い”を解くおはらいも受けた。
その後は全国のイベントに引っ張りだこで、7月には新潟で行われた阪神と広島の試合に登場、8月には大阪市主催の「水都大阪09」にゲスト参加。眼鏡生産で有名な福井県鯖江市からは、発見時には見つからなかった眼鏡がプレゼントされ話題となった。
9月には甲子園球場横にある広場で展示され、ファン約3000人が集まる大盛況となった。
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