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【芸能・社会】

北野武監督「人間国宝になって無銭飲食したい」 仏文化勲章受章 爆笑帰国会見

2010年3月14日 紙面から

コマンドール章とニセ「バンクーバー」金メダルを両手に持つ北野武監督=成田空港で(石井裕之撮影)

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 フランス文化省から、芸術文化勲章の最高章コマンドール章を受章した北野武監督(63)が13日、パリから帰国し、成田空港で会見。授与された同章を披露しながら、持ち前の毒舌で喜びを語った。今回の受章は、映画監督のみならず、絵など美術作品の制作や、お笑い芸人・ビートたけしとしての活動全体が評価されたもの。

 北野監督は「バンクーバー」とサインペンで手書きしたニセ金メダルを見せてフェイントをかけた後、同章を披露。

 「今度は日本の文化勲章と人間国宝を目指したい。人間国宝になったら無銭飲食でつかまるのが夢なんで。あ、紫綬褒章はいらないですから」と言いたい放題で、サービス精神ある芸人ぶりで報道陣を笑わせた。

 一方、「バカバカしいことやってることが知られても、フランス人が、いろんな才能として分けて考えてくれたのが、ありがたい」とまじめな表情も。

 現在、パリのポンピドー芸術文化センターで北野映画の上映会(3カ月間)、カルティエ現代美術財団では手がけた美術作品の展示会(半年間)が始まったばかり。

 「夜のパーティーのとき、カルティエの職人から、いきなり(自分の一発芸の)“コマネチ!”をやられて驚いた」と明かし、爆笑を誘った。

 

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