サブカテゴリー

PR:

引退相撲“却下”!?武蔵川理事長、朝青龍に不快感

土俵祭りに出席する北の湖親方(左)と武蔵川理事長
土俵祭りに出席する北の湖親方(左)と武蔵川理事長
Photo By スポニチ

 日本相撲協会の武蔵川理事長(62=元横綱・三重ノ海)は13日、引退した元横綱・朝青龍(29=本名ドルゴルスレン・ダグワドルジ)が繰り広げた協会批判に対して不快感を示した。また、14日の春場所(大阪府立体育会館)初日に行う協会あいさつで、朝青龍問題について謝罪することも示唆。協会トップを怒らせたことで、朝青龍が10月3日に両国国技館で予定している引退相撲にも影響が及ぶ可能性が出てきた。

 言いたい放題だった朝青龍の会見に、協会トップも不快感を示した。春場所前日の土俵祭に出席した武蔵川理事長は、元横綱がモンゴル帰国と同時に繰り広げた協会批判に対して初めて言及。「(詳しく)聞いているわけではないが、いいわけないでしょう。やったことを認め、責任を取って辞めたわけだから」と話した。

 泥酔暴行問題の責任を取って2月4日に引退した朝青龍は今月11日の帰国会見で、暴行について「一切していない。人の鼻を折ったことはない」と完全否定。さらに、相撲協会に対し「悪口は言いたくないが、気に入らない要求もたくさんあった」「一部に私を辞めさせようとした人もいた」など不満を抱いていたことを明かした。勝手な言い分に、協会内では10月3日に予定されている引退相撲で「国技館の使用を断るべきだ」など不満の声が噴出。武蔵川理事長も「まだ仮申請だし、(警察の捜査で)何かあったら大変だからね」と、警視庁による事情聴取など今後の動向次第では国技館の使用を許可しないことをほのめかした。

 14日には朝青龍引退後初の本場所が幕を開ける。武蔵川理事長は初日恒例の協会あいさつで「謝罪など一言入れないといけないかも」と朝青龍問題について謝罪することも示唆した。武蔵川体制では08年秋場所初日に大麻問題などの不祥事、千秋楽で朝青龍の途中休場に関して謝罪する文言を盛り込んでおり、“謝罪あいさつ”は1年半ぶり。昨年春場所は9日間の大入りを記録したが、場所前に完売したはずの千秋楽に残券があるなど興行的に苦戦も予想される。「あらためて全力士には一丸となって盛り上げていってほしいと言いたい」。出直し場所を前に、理事長の訴えは悲痛だった。

 ◆08年秋場所初日の武蔵川理事長の協会あいさつ 大麻騒動で3力士が解雇される中、自身初となる協会あいさつは1分40秒にも及んだ。「不祥事の責任はすべて日本相撲協会にある」と語り、「多大なるご迷惑とご心配をおかけした」と異例の謝罪を行った。千秋楽でも「今場所は横綱・朝青龍が休場し、遺憾にございますが…」の文言を加えた。力士名を盛り込むのも異例で「朝青龍が休場した日から考えていた。(ファンに)申し訳ない気持ちだし、入れないといけないと思った」と説明した。 春場所特集

Yahoo!ブックマークに登録 [ 2010年03月14日 ]

関連ニュース

読み込み中..

PR

関連写真

読み込み中..

注目アイテム

ニュース

クイックアクセス

テニス

ゴルフ

大相撲

Go!アスリート

  • ヴィーナスアスリート

新製品

スペシャルコンテンツ

このページの先頭に戻る ▲