武蔵川理事長「いいわけない」　元朝青龍の協会批判に

　モンゴルで日本相撲協会を批判した元朝青龍関に対し、同協会の武蔵川理事長（元横綱三重ノ海）が１３日、「いいわけないじゃないか」と苦言を呈した。

　大阪府立体育会館での土俵祭後に報道陣に囲まれた武蔵川理事長は、「批判を許すのか」という問いに気色ばむと「自分のやったことを認めて、責任とってやめたわけだから。批判なんていいわけないじゃない」と思いをぶちまけた。また、今回の引退騒動でファンに心配をかけたという思いから「初日の協会恒例あいさつに謝罪のひと言を入れなきゃいけないと考えている」と明かした。元朝青龍関が１０月３日に両国国技館で予定している引退相撲についても「（国技館は）仮押さえ。（警察の捜査で）何かあったら大変だから」とも述べた。元朝青龍関の発言は、相撲協会の怒りに火を付けたようだ。　　（田中一正）