今日のお話。
『ダ･ヴィンチ･コード』があまりに面白くて
「早く次のページ！次のページ！！」
ってな勢いでガンガン読み進めていたら、
あっという間に朝が来ました。
電気もつけていないのに部屋が明るくなって
街が動き出す音が聞こえてきたところで、
「あぁ、もう６時か…オヤスZzz....」
とうとう眠りに落ちた私。
１日９時間は寝ていたい人間が
２時間の睡眠ですっきり目覚めるはずもなく、
今朝はもちろん寝坊。
午後の授業には間に合うように必死で
どたばた用意していざ学校へ…！
しかし、教科書は忘れるわ
サークルの先輩に頼まれていたものも
忘れるわカメラも忘れお金も忘れるわという
悲惨で最悪のアフタヌーンになりました。
さらに、今日の哲学の授業は
とんでもないほどややこしくて、
思考回路がショート寸前でした。
放課後にはハートが万華鏡になっていました。
嘘です。
フラフラになった私の頭が考えたことは、
「とりあえず眠いから、
今日はまっすぐ帰ってすぐ寝よう・・」
ではなく、なんと
「さっ 天気いいから散歩でもすっかー」
でした。
Oh,どうやら思考回路はショートしていたようです。
とりあえず目的の駅の大まかな方向を把握して、
あとは緑が多い場所、静かな場所、細い道、
落ち着く場所を通ってたまに見かける
人気のない場所、空き地、廃墟、お墓・・・
あれ、負のオーラに向かって進んでない？
まぁそんなことは気にせず適当に道を選んで
歩いて行くと、見事に迷子になりました。
まぁそんなことにもめげずに歩き続けていると、
いかにも負のオーラすさまじい雰囲気の
ペットショップらしきものを発見。
ものすごい匂いがあたりに漂っています。
店の外に虫カゴが置いてあり、
その中には大量のカエルがいました。
うすーく水が張っており、その中に
２、３匹裏返ってピクピクしていたり、
壁に張り付いたまま白骨化していたり、
何とも形容し難いかたちになっていたり、
はたまた健康そのもので元気に跳ねていたり、
そんなカエルちゃんがギッシリいらっしゃいました。
「ブフォウッ…！！」
うろたえつつもガン見してしまう私の背後から
純粋な天使のような声が聞こえてきました。
「うわー、カエルだー。」
振り返るとそこには
何処からどう見てもオボッチャマな
制服を着た小学生がひとり。
「このカエルは緑ガエルですね。
あ、こいつノックダウンされてる。
あ、今ここにいるカエルが鳴きましたよ」
「…詳しいね。カエル好きなの？」
「僕、カエルの下敷き持ってる」
「下敷き？！見せて」
少年がランドセルから取り出したのは、
カエルや魚などの生き物の写真がたくさん載っている下敷き。現代ッ子がこんなものを持っているなんて…！ちょっと感動。
「このカエルはウシガエル。」
「うぇっキモチワルイ」
「そしてこれが今ここにいるカエルです」
「ほぉ〜。。。」
「では、僕はあちらへ行きますので…」
「あ、ありがとねー。」
なんだあの子！おもしれぇぇぇ！！
しかしさらに驚いたことに、
その店の中にはうさぎがぎっしり、
鳥、ハト？、インコ、ニワトリがぎっしりな
カゴがたくさん置いてあり、
本当に売る気があるのか？
まさに不思議なオーラ全開でした。
さらにさらに裏道へ、奥の細道へと
足を進めていくうちに、本気でアブナイ感じの場所に出てしまったりもしました。
足早に大通りを出てビビリながらも
好奇心に駆られて探検を続け、
地図を見つければガン見、
そうこうしているうちに
なんとか都会の喧噪に戻ることが出来ました。
だけど東京はやっぱりすごいところだ。
だってどんなに都会でも、
１本脇道を入るだけで、町の様子も
人間や空気の感じもまるで違う。
なんだか大きな道路にはすべて
異世界へ通じる見えない扉が隠されてるみたい。
緑が生い茂って、
生き物の鳴き声がはっきり聞こえて、
子どもは警戒心のない目で話しかけてくる。
誰もいない神社があれば、
静かな墓所も廃屋も空き地もある。
そこに大きな真新しい自動販売機。
きっと古いんだろうけど、
使う人がいないから綺麗なままなんだろうな…
と勝手に想像してみたり。
そして少し離れた大通りに出れば、
さっきまでの独特の気風は一切なくなり
車の排気ガスと工事現場の騒音だらけの
繁華街に出る。
（きっとこの間に１駅はある。
だけど、自分の足で歩くと
この違いがよく実感できて、
何とも言えない感覚に陥る。
世界はすべて繋がってるんだなぁ）
ただの散歩のはずが色んな考え事を
生み出してしまいました。
結論ですが、今日は
なんだか外に出ない方がよかったかもしれない。
だって暇なんてないのに今日の出来事を
２時間もかけてブログに書いている時点で
失敗だったんではないかと思ってしまいます
おおー
思った以上に疲れたよ・・・
そして、カメラを忘れたことをひどく後悔した。
いい風景いっぱいあったんだけどなー。
また同じ場所に来ることはもうないかもなぁ
散歩の帰りに、
注文していたシャンデリアを受け取りに行きました。
まだ開けてないです。疲れてます。
ぬが
おやすみなさい
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