18回目というと、
なんだかとても少なく感じますね。
誕生日くらい、真面目なこと書きます!
15歳の夏に福岡から上京して、
もう2年半が経ちました。
いろいろなことがありました。
いろいろなものを失くしました。
たくさんの人に出会って、
たくさんのことを教わりました。
自分を見つめる時間もあったし、
人に見られる時間もあったし、
何も見たくない時間もありました。
起こったことすべてを思い出せないほど
濃い2年半で、もっと長かったような気がします。
時が経つのはあっという間ですね。
福岡にいた頃は、数年後に自分がこうして、
タレント織田菜月として、
ブログを書いてるなんて想像もしなかったよ…
ほんの少しのきっかけで、
人生は思いがけなく変わるものなのです。
学校が楽しい楽しいとはしゃいでいる私ですが、
実は昔は、大の学校嫌いでした。
友達と話したり、
授業中のちょっとした笑いは
今と変わらず好きでしたが、
特に厳しい学校だったからなのかもしれないけれど、
とにかくルールに縛られるのが嫌いだったし、
「学校に行く」ということ自体が疑問でした。
私にはその意味を見い出せなかったから。
「将来の夢なんて、教えたくない。
『大学進学』って言っときゃいいんでしょ」
みたいな、ひねくれた子でした(笑)
でも本当は、何もわからなかったんです。
「何になりたいの?どうしたいの?」
と聞かれても、
「わからない」
としか答えられませんでした。
だから周りの友達が、
自分の目標に向かって
進学したい大学に狙いを定めて、
本格的に勉強を始めようとしていた頃、
私だけ完全に取り残されていました。
「とにかく今興味のあることは何なの?」
と尋ねられて、
「…外国語」と答えたら
一気にその方向へ話が進んで
適当に言ってみた志望大学は
真剣な顔で否定されて、
なんだかなぁもう、
という心境になってしまいました。
私は何になりたいの?
まだ何も知らないのに、
もう決めてなくちゃいけないの?
何がしたい?
何が好き?
…
何がしたかった?
何が好きだった?
私がしたくてもできなかったことって、
何だろう?
それじゃない?
そんなとき、
母が見つけてきた新聞の広告。
タレントスクールの生徒募集の広告でした。
人って誰しも芸能界にちょっとした憧れみたいなものがあるじゃないですか、ないかな、そうか、ないか。私は、昔からライブで気持ち良さそうに歌う歌手や、旅番組で美味しいものを食べている芸能人を見て「いいなぁ〜」と思っていました。そんな私の気持ちを少しだけ知っていた母。
「オーディション、受けてみたら?
やりたいこと見つかるんじゃない?」
そんなこんなで、中学3年の冬、
タレントスクールに入所した私は
生まれて初めて、
ダンスのレッスンとボーカルの特訓を受けました。
地元でちょっとしたお仕事も経験しました。
『うわぁ!おっかさーん!これだよこれ!!』
と言うまではしっくりこなかったのですが、
それでも確実に、
今までの自分にはなかった選択肢が見えてきました。
おそらく、
<思いっきり自分を表現できる>
ということに心を惹かれたんだと思います。
普通じゃ嫌なんです。
ちょっと我慢したりちょっと目立ったりするんじゃ
満足できないんです。
私は誰にもできないことがしたい。
逆立ちでサッカーしたりお腹でハンバーグ焼いたりとか
そういうことじゃなくて、
私にしか表現できないものを見せたり、
私にしか伝えられない気持ちを教えたり、
私がいる意味を明確にしたい。
この世界にくっきりした形で存在していたい。
「織田菜月」がここにいます!
そういう自信みたいなものが欲しい
なぁって思ったんです。(長い)
それから学校にはめっきり感心がなくなって、
興味のあること意外はスルーするようになりました。
朝補習には出ない、土曜日の講習には参加しない。
…ふ、不良だ!(笑)
毎週のレッスンがすごく楽しみになって、
「次は絶対に褒められたい、
このクラスで1番になりたい」
なんて、生まれて初めて向上心というものが芽生えました。
それからますます、
生き生きとしてきたのではないでしょうかオダ!(←実況風に)
タレントスクールに入って半年経った頃、
私は15歳、高校1年生の夏のこと。
スクールの所長さんに、
「あなたを会わせたい人がいるのだけど、
東京に行きますか?」
というお話をいただきました。
何も考えずに「はい」と即答。
何も考えずに東京へ。
何も考えていなかったのは、
突然のことでいまいち実感が湧かなかったから。
だって「東京」なんてテレビでしか見たことがないし、
「芸能プロダクション」なんてどういうものかも
まったく想像がつかないし、
ただ知り合いに紹介されるだけかと思っていました(笑)
それが現在の事務所だったわけです!
綺麗な部屋に通されて、
ダンディな社長さんが現れて、
何やらいろいろと質問されて、
おそろしく緊張していた私はきっと
イタイ発言をしまくったのでしょう、
隣にいた所長さんがナイスフォローをたくさん与えてくださったのを覚えています。
すると、
社長さんの口から想像を絶するひとことが。
「では、来月からウチに…」
・・・?
え、
どえぇ?
( ̄□ ̄;
そして私の答えはなんと
「はい!」
無意識、無意識!(笑)
このときは本当に、
「夢なんじゃないか夢なんじゃないか」
「騙されてるんじゃないよね?(失礼)」
という思いがいっぱいになって、
体の中は嬉しさと戸惑いでぐちゃぐちゃでした。
それからはあっという間。
人生でいちばんあっという間の1ヶ月。
最速。
ありえないスピードで環境が変わった。
別の人間に生まれ変わったみたいに。
学校の先生にいきなり転校を告げて、
急いで手続きを進めてもらって、
友達には夏休み前の終業式の日にいきなり報告。
(こういうところがワルだよな、私って)
意外にも泣き出しちゃった子がいたり、
ふざけんな!と怒っちゃった子もいて、
嬉しいやら悲しいやら、私も号泣しました。
「これからバラ色の人生だわー☆」
という思いも束の間、
東京、そしてこの世界の厳しさを痛感しました…
まず、学校に馴染めない!!
私は最強の不登校少女となりました。
そして、外を歩けない!!!
電車多すぎ、人多すぎ、
渋谷なんて歩くだけで間違いなく刺される。
そう信じてひきこもりました。
さらに、流れについていけない!!
人も街も情報も、
ぐるぐる表情を変えて
瞬きする間に流れていって、
いちいち左右されていたらとんでもない。
とわかっているのに勢いに負けそうになる…
「かなり、ヤバイ。」
「無理。絶対に生きていけない」
「帰る!福岡に帰るーーーうわーん!!」
何度も弱音を吐いて
情緒不安定になって
逃げて逃げてひねくれて、
最悪にもがきました。
もがきすぎてちょっと疲れました。
。。。すると。。。
なんということでしょう…!
(↑ビフォーアフター風に。これお気に入り)
少し肩の力を抜いて冷静になっただけで、
周りのものをクールに見渡せる余裕ができたではありませんか。これはでかした。やったぞ私!
気付いたのは、
自分のシャッターが
がっっっっっつり閉店状態になっていたということ。
こんなんじゃ友達ができるはずもなく、
興味すら持ってもらえるはずがないだろうと。
そこで、少しずつでも
素の自分を出していけるようになろうと
必死で頑張りました。
普通の高校生なら何てことないんでしょうが、
私の性格ではとんでもない力を必要とするのでした。
そうしていくうちに、
あらゆる変化が起こり始めたのです!
大切な大切な心友ができました。しんゆう。
学校で一緒にふざけあえる仲間ができました。
事務所は安心できる第2の家になりました。
仕事に対する心構えができました。
あたし、強くなったよ!!
この2年半でガラリと変わりました。
自分が変わってしまうことは嫌だと思っていたけど、
明らかに良く変わったのならいいや。
「なんか、変わったね」
と言われて、その後に
「すっごく素敵になった!」
と言われるようにこれからも変わり続けたいな。
でも、変わった部分もあれば、
変わっていない部分もあるのです。。
それは、自分に甘いところ。
これだけは絶対に直したいです。
「真面目」と言われるけれど、
ほんとうに見かけだけなんですよ?
肝心なところで怠けたり、
あやふやなままにしたり、
私は結構な曲者なのです。。
これだけの時間があったから気付けた自分の悪い所。
大丈夫、人は変われるから。
頑張れば良くなる。
そう信じて、よりステキなLADYになってゆきます☆
ええ、過去最長の記事になっていますよ、
そんなことは書く前から予感していましたよ。
年に1度だけだから許して。
今、私がいちばん云いたいことは、
皆さんにありがとう。
まず、
東京に行くことを理解してくれて、
今でもずっと応援してくれる家族にありがとう。
福岡からいつも励ましてくれる、
最高の親友たちにありがとう。
東京で出逢ってから
ずっと仲良くしてくれる友達にありがとう。
親友だね、心友だね。
そして、
芸能界へはばたくきっかけを与えてくださった
福岡の所長さん、ありがとうございます。
こんな変な私を快く迎えてくださった
社長さん、事務所の皆さん、ありがとうございます。
演技の面白さを教えてくださった
レッスンの先生、ありがとうございます。
毎日毎日私のためにオーディションや仕事を
持ってきてくれるマネージャーさん、
お世話になっています、ありがとうございます。
仕事で一緒になったすべての方々、
暖かく接してくださってありがとうございます。
最後に、
今、こうしてブログを読んでくれている皆さん!
活躍を応援してくれるファンの方々。
みんなみんな本当にありがとうございます。
そして、
これからもよろしくお願いします!
今まで以上によろしくお願いします!!
誰かひとりでもいなかったら、
私はこんなに幸せになれていません。
もっともっと幸せになります、
幸せにします!(笑)
そ、し、て。
こんなに長い文章を読んでくださったことに感謝です!
私はますます成長していきます。
やりたいことはたくさんある。
ぜーんぶやる。
仕事でもこのブログでも、
できるかぎりありのままの私を
恥ずかしげもなく(笑)曝していくつもりです!
めざせ面白い人間。イイ女。
だからこれからも見守っていてください、
楽しみにしていてください。
きゃ、言っちゃった★
2006年3月10日
織田菜月
「よし、書いたぞー」
と思って確認ボタンを押したら、
『118回目というと、
なんだかとても少なく感じますね。』
って書いてました。
・・・いや、
どう考えても多くないですか。
118って…どんだけ生きてきた上でこんな文章書くのよ…
出だし早々、先行きが不安な感じですが頑張ります。
それでは、また明日ーーーー☆☆☆
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