沖縄放送局

2010年3月13日 18時18分更新

名護市で移設反対集会

普天間基地の県内への移設に反対しようと名護市のキャンプシュワブに(なご)隣接する砂浜で名護市長も参加して集会が13日、開かれ参加者は県内移設を阻止しようと気勢を上げていました。

集会は普天間基地の移設先として名護市のキャンプシュワブの陸上部分などが、政府内で検討されていることを受けて、県内移設に反対しようと住民グループなどがキャンプシュワブに隣接する砂浜で開いたもので、およそ200人が参加しました。

この中で主催者の1人の安次富浩さんは(あしとみ・ひろし)「鳩山総理大臣は、基地を県内に造らせないと約束したのではないのか。しかし県内への移設案が報道されていて怒りを感じる。政府が県内に押しつけるのであれば、これからも反対していく」と述べました。

また名護市の稲嶺進市長は(いなみね・すすむ)「この海にこれまで13年間、くい一つ打たせなかったが今度は陸上なら基地の中なので何でも出来るとばかりに言っているが、こんな事があって良いものか、許してはいけない。阻止するまで頑張りましょう」と訴えました。

集会では最後に参加者全員で「県内移設に絶対反対、みんなで頑張ろう」と気勢を上げていました。

参加者の1人は、「沖縄に新たな基地は造らせたくない。今まで受けた犠牲だけでも大きい」と話していました。