バフェット氏、ポスコ株で巨額含み益

 投資会社バークシャー・ハサウェーのウォーレン・バフェット会長が、2008年の世界的な金融危機に際し、韓国鉄鋼大手ポスコの株式を取得し、巨額の利益を上げていたことが分かった。

 バフェット会長は最近、株主に宛てた文書で、バークシャー・ハサウェーが09年末現在でポスコ株を394万7554株(5.2%)保有しており、13億2400万ドル(約1200億円)の含み益を得たことを明らかにした。

 バフェット会長がポスコ株を保有している事実を初めて明らかにしたのは2006年。平均164ドル(約1万4800円)で348万株を取得し、100%を超える収益を上げた。その後、鉄鋼景気の好調でポスコの株価は急上昇し、収益率は07年に273%を記録した。しかし、08年のリーマン・ブラザーズ破産法適用申請で株価は半分に急落し、収益率は55%に低下した。ここでバフェット氏は、ポスコ株を平均424ドル(約3万8300円)で約46万株を押し目買いした。昨年ポスコの株価は再び50万-60万ウォン(約3万9900-4万7900円)を回復し、保有株の時価は前年の11億9100万ドル(約1075億円)から20億9200万ドル(約1890億円)に急増した。

チェ・ギュミン記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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