北朝鮮・羅先経済特区責任秘書に元貿易相

 北朝鮮は、今年1月に特別市へと昇格させた羅先経済特区の党責任秘書(特別市長に相当)にイム・ギョンマン元貿易相(64)を任命したことが、8日分かった。

 北朝鮮関係筋は、「北朝鮮が羅先特別市の人事と法律を再編しながら、イム元貿易相を新たな責任秘書に任命したと聞いている」と語った。イム責任秘書は2004年4月から08年4月まで貿易相を務め、中国大連貿易代表部代表なども務めており、貿易実務に詳しいという。

 北朝鮮経済代表団の団長としてアフリカ(2005年6月)、中南米(05年11月)、リビア・マレーシア(06年6月)、ロシア(07年3月)、イラン・シリア(07年8月)、キューバ・チリ(07年11月)などを訪問した経験もある。05年10月には金正日(キム・ジョンイル)総書記と中国の胡錦濤国家主席の会談に参加したこともある。06年1-12月には、貿易相と同時に朝鮮サッカー協会委員長を兼任した。関係筋は「北朝鮮が羅先特別市を自由貿易地帯に拡大、開放するため、外国との商取引の経験が多いイム氏を責任秘書に起用したとみられる」と話した。北朝鮮は羅先特別市の幹部に40代を多数起用したという。

アン・ヨンヒョン記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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