中国、北朝鮮・羅津港の使用権確保

 中国が北朝鮮と国境を接する東北部の開発と物流網確保を目的として、北朝鮮北東部の羅津港で10年間のふ頭使用権を確保した。

 華僑向け通信社の中国新聞社が8日に報じたところによると、吉林省延辺朝鮮族自治州の李竜熙州長は7日、北京の人民大会堂で開かれた全国人民代表大会(全人代、国会に相当)吉林省代表団の記者会見で、同省から東海(日本海)への出口を確保するため、2008年に中国の民間企業が羅津港1号ふ頭の10年間の使用権を確保し、現在基礎施設の補修工事を進めていることを明らかにした。

 李州長はまた、8日に韓国の聯合ニュースの取材に対し、「契約期間を10年間延長し、20年間の使用権を確保することを検討している」と語った。ふ頭の使用権を獲得したのは大連の環境設備メーカーの創立集団だという。

 一方、遼寧省の趙連生丹東市長は7日、英字紙チャイナ・デーリーの取材に対し、丹東と北朝鮮の新義州を結ぶ「新鴨緑江大橋」を今年10月に着工し、3年後の完成を目指すと語った。

北京=崔有植(チェ・ユシク)特派員

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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