中国初の女性宇宙飛行士候補が全員「既婚者」のワケ

 中国で初めて、女性の宇宙飛行士候補二人が選ばれた。今回の宇宙飛行士候補者選考では、空軍パイロットの中から、男性は30人中5人、女性は15人中二人が選抜された。ところが、女性は二人とも既婚者だ。これについて、中国空軍臨床航空医学センターの徐先栄主任は8日、新華通信に対し、「宇宙生活が女性の生理に影響を及ぼすという学術的な報告はないが、中国初の女性宇宙飛行士であるだけに、可能な限り慎重を期する必要がある。出産と養育という女性の責任を考慮した」と語った。

 徐主任はまた、「女性の方が男性より忍耐力が強く、細やかで、孤独に打ち勝つ精神力、言語能力に優れているため、25-35歳の女性の中から二人を選抜した。この年齢が生理的・心理的にも成熟し、安定した時期だという点も考慮した」と語った。一部では、今回選ばれた女性宇宙飛行士二人が、次回打ち上げられる宇宙船に搭乗する可能性が高いとの予想もあるが、中国人民政治協商会議(政協)委員で、宇宙技術専門家でもある戚発ジン氏(ジン=車へんに刃)は、「女性も男性と同じく、今後5年間、宇宙飛行に必要な訓練を受けてから搭乗することになるだろう」と語った。

香港=李恒洙(イ・ハンス)特派員

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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