JLPGA:アン・ソンジュ大変身の理由とは(上)

体重10キロ減も、JLPGA優勝も「完全なる変身への序章」

 7日に沖縄で行われた日本女子プロゴルフ(JLPGA)開幕戦「ダイキン・オーキッドレディース」を見守った韓国のファンは、申智愛(シン・ジエ)らそうそうたる2位グループを5打差と引き離し優勝したアン・ソンジュ(22)の姿に驚いた。ほかの女子選手に比べればやはりかなり大きな体格だが、昨年に比べると別人と言ってもいいほど変わっていた。国内の大会で簡単に逆転負けを喫した弱々しさも見当たらなかった。

「完全に変わらなければ」

 アン・ソンジュはこの3カ月間で10キロも体重を減らしたという。食事の量を4分の1に抑え、毎日夜12時までハードな体力トレーニングに耐え抜いた結果だ。肉や甘い物など、太りやすい食べ物はどれも大好きだった彼女が、一日に数百回も「これ一つくらい食べたら?」という誘惑に耐えたという。10キロ減量しても飛距離が全く衰えないというのは、彼女の筋力トレーニングがどれだけハードだったかを物語っている。

 「これからは完全に変わる。ちょっといい成績を取ったなんていうのじゃダメ。本当に、本当に頑張らなきゃ」。昨年12月11日、韓国で7勝を挙げたトップクラスの女子プロゴルファー、アン・ソンジュは、生まれて初めて「人生の一大決心」をしたという。JLPGA資格試験で2位タイになり、2010年のフルシード権を取ってから1週間後だった。アン・ソンジュはパッティングがうまくいかないと「(キャディーをしている)父がパッティング・ラインを見誤った」と文句を言ったり、面倒なことが起きてものんきに見えるほどやり過ごしたりする楽天的な性格だった。その彼女が「自分を完全に変える」と一大決心をしたきっかけとは、何だったのだろうか。

 8日、日本にいるアン・ソンジュと電話がつながった時、彼女は「今日もインタビューするんですね」と言いながらも、嫌がっている声ではなさそうだった。そして、「国内で7勝を挙げた時よりも、日本で1勝を挙げてからの二日間のほうがインタビューの申し込みがずっと多かった」と言った。

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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