光化門復元工事、G20開催に合わせ9月終了へ

 今年12月に予定されていたソウル・光化門の復元工事の完了が、11月にソウルで開かれる主要20カ国・地域(G20)首脳会議の開催に合わせ、9月に前倒しとなる。また、文化財の発掘・補修の過程での興味深い話を基に番組を制作する「ヘリテージ(遺産)チャンネル」が新設される。

 文化財庁の李健茂(イ・ゴンム)庁長は8日、「G20首脳会議の際、全世界が景福宮の正門であり、首都・ソウルの象徴でもある光化門を、本来の位置と姿で見ることができるよう、工事の完了を早めることにした。今月から楼閣の木造部分の工事に入り、5月には上・下層の屋根を乗せ、6月には楼閣の丹青(宮殿や寺院などの彩色)を施し、8月には仮設の覆いや美術作品を撤去する予定だ」と話した。ヘリテージチャンネルは、最先端の情報技術(IT)を駆使して、世界が認める韓国の文化遺産をいろいろなイメージや映像資料として記録する。さらに、その資料の価値に関する解説や、エピソードを付け加え、映像番組として制作し、ユーチューブのようなインターネットの動画配信サービスなどを通じて普及させるというもの。李庁長は「創意豊かで専門性を備えた制作者に依頼し、番組を制作する予定だ」と話している。

キム・ギョンウン記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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