中国企業、米NY市場に続々上場

 米国株式市場に上場する中国企業が急増している。2008年後半の金融危機で大きく落ち込んだ米国での株式公開が昨年から回復傾向を示していることを受け、中国企業も続々と米国で上場を果たしている。中国企業に関心を持つ投資家は、上海や香港ではなく、ニューヨーク市場でも容易に良い投資先が見つけられるようになった。

 今年1-2月に米国で新規株式公開(IPO)を実施した企業は21社で、うち中国系企業は4社を占めた。

 米IPO市場で04年には7社にすぎなかった中国企業は、金融危機以前の07年には32社に急増していた。昨年のIPO市場に占める中国企業の割合は15%で、00年の15倍に達した。

 ニューヨーク市場では、米国に進出する中国企業の数が今年は昨年に比べ4倍以上増えるとの観測も聞かれる。ブルームバーグ通信などは、ニューヨーク市場で年内に中国企業20社がIPOを実施し、調達資金総額は昨年の5億ドル(約450億円)を大幅に上回る30億ドル(約2700億円)に達すると予測している。

イ・ジェソル記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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