インタビュー:マンU朴智星「将来は博士号も」
明知大体育学科修士課程入学
- 「朴博士」の夢はかなうのか-。豊富な運動量から「酸素タンク」と呼ばれる朴智星は、欲が深い。マンUが今季の欧州CLで決勝に進出すると確信。また、このほど大学院(修士課程)に入学し、さらに「博士課程も目指したい」と勉強への強い意欲を見せた。写真は、今月3日に行われたコートジボワール戦でのドリブル。/写真=スポーツ朝鮮データベース
部外者の接近が徹底的に遮断された「要塞(ようさい)」のような、英マンチェスター・ユナイテッドのキャリントン練習場。スポーツ朝鮮は9日(以下、韓国時間)、ここで朴智星(パク・チソン)=29=に単独インタビューを実施した。2度の検問を経て、ようやくたどりついたキャリントン練習場は、やはりマンUらしかった。世界最大の規模は他の追従を許さず、最高を目指す自負心も随所に感じられた。朴智星はこの日、欧州チャンピオンズリーグ(欧州CL)2009-10の決勝トーナメント1回戦第2戦、ホームでのACミラン(伊)との対戦(11日午前4時45分)に備え、練習で汗を流した。練習直後に会った朴智星には、余裕が感じられた。変わりやすいことで悪名が高い英国の天気だが、このところは雲一つない好天が続いている。「あり得ないほど天気がいい」と笑う朴智星の表情も、青空のように晴れやかだった。
■将来は博士過程も目指したい
朴智星は変化を夢見ていた。気が付けばもうすぐ30代。昨年には、2010年のワールドカップ(W杯)南アフリカ大会が最後だろうと話していた。ピッチ上での生活は、折り返し点をとっくに過ぎ、「第二の人生」を設計する時期に来ている。その第一歩として、朴智星はこの3月、母校である明知大学の大学院体育学科・修士課程に入学した。講義や試験課題の提出は、インターネットで行う。一時帰国するたびに、学期ごとの英語セミナーや論文指導を受け、課題発表を行う予定だ。「高齢入学」とまではいかないが、新たな冒険だ。朴智星は「勉強したかった。理論的な部分が将来役に立つんじゃないかと思って、修士課程にチャレンジすることにした」と語った。また、「博士課程まで頑張りたい気持ちもある」と恥ずかしそうに笑った。「大学教授への道を考えているのでは?」との質問には、「特に教授という職業を夢見ているわけじゃない」と語った。
■「事件」なんてなかった
「韓国人プレミアリーガー第1号」は、決して表面的な肩書だけではない。想像を超えた重い物を背負っている。一挙手一投足に、周囲は一喜一憂する。先週末、またそれを実感した。7日に行われたウォルバーハムトン戦で映し出されたある場面が、ひどい憶測を呼んだ。困るのは、なかったことが、あたかも真実のように独り歩きすることだ。問題となったのは、朴智星がチームメートのディウフに対して「What」と声を上げたとされる場面だった。
朴智星はこの場面をはっきり説明した。「怒ったわけじゃない。ディウフと話してたんじゃなくて、リオ・ファーディナンドと話していた。ファーディナンドが何か言ったんだけど、よく聞こえなくて『What』と聞き返した」のだという。「それが、何でディウフに対して怒ったってことになるのか分からない」と悔しがった。一方、朴智星は親友のエブラ(マンU)やテベス(マンチェスター・シティー=マンC)らのスキャンダルについて、「特に話すことはない。プライベートだし、当事者にとってもデリケートな問題」と語った。
マンチェスター=キム・ソンウォン記者
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