ACLサッカー:浦項、2-1で広島に勝利
サッカーのアジア・チャンピオンズ・リーグ(ACL)は10日、各地で1次リーグの第2戦が行われ、H組の浦項はホームでサンフレッチェ広島(日本)と対戦、2-1で勝利した。浦項は1勝1敗。
2009年のKリーグ最大の話題は「ファリアス・マジック」だった。セルジオ・ファリアス監督(ブラジル)率いる浦項スティーラーズは勢いに乗り、低迷していた韓国プロサッカーを盛り上げた。昨年11月にACLで優勝を果たし、アジアの頂点に立った瞬間がハイライトだった。ファリアス監督が見せてくれた浦項の攻撃サッカーは、リーグの手本になった。
ところが、ファリアス監督と共に勢いに乗っていた浦項に、今シーズンは大きな変化があった。「浦項サッカーの8割」と言っても過言ではないファリアス監督が昨年12月に浦項を離れ、アル・アハリ(サウジアラビア)の監督に就任したのだ。浦項はすぐに、同じくブラジル出身で、ブラジルのユース代表の指導経験もあるバルデマル・オリベイラ氏(55)を新監督に迎えた。オリベイラ氏は就任早々、「サッカーは戦争ではなく芸術。ファンに美しいサッカーを見せたい」と語った。
浦項はブラジルから来た新監督に、再び「サンバマジック」を期待している。これまでの成績は悪くない。10日にホームで行われたACL1次リーグH組の第2戦では、サンフレッチェ広島を破った。
浦項のアルミールは、大きなミスを自らの得点で取り戻した。浦項は後半9分、ファン・ジェウォンのヘディングゴールで先制したが、後半43分にアルミールの反則で相手にPKを与え、1-1の同点に。だがアルミールはその2分後、ヘディングで決勝ゴールを決め、自らのミスを挽回(ばんかい)した。先月、アデレード・ユナイテッド(オーストラリア)に0-1で敗れた浦項は、この勝利で戦績を1勝1敗(勝ち点3)とし、H組2位に上がった。
ケーブルテレビKBS Nのキム・デギル解説委員は、「サイドで攻撃を展開していたファリアス氏とは異なり、オリベイラ氏はこれまで中央からの攻撃スタイルを取っている。オリベイラ氏が浦項をどう率いていくのか見守るのも、今シーズンの観戦ポイントの一つ」と語った。オリベイラ新体制で臨む浦項は、2009年の栄光を再現することができるだろうか。
チャン・ミンソク記者
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