サッカーW杯:コートジボワール新監督にトルシエ氏?

ヒディンク氏のW杯4大会連続出場に黄信号

フース・ヒディンク氏
 フース・ヒディンク監督のサッカー・ワールドカップ(W杯)4大会連続出場は実現しないのか。

 2010年W杯南アフリカ大会に向けて新監督を探しているコートジボワールが、有力視されていたヒディンク氏ではなく、別の候補を探している。英国の日刊紙「デーリーメール」は10日(韓国時間)、「コートジボワールがヒディンク氏との交渉に失敗し、元イングランド代表監督のスベン・ゴラン・エリクソン氏、同グレン・ホドル氏、元日本代表監督のフィリップ・トルシエ氏の3人を候補に挙げた」と報じた。

 英国メディアによると、ヒディンク氏とコートジボワールは年俸の金額面で折り合いがつかなかったという。

 コートジボワールが事実上、ヒディンク氏との交渉をあきらめたことで、ヒディンク氏のW杯4大会連続出場の可能性は低くなった。1998年にオランダをベスト4に導いたヒディンク氏は、2002年に韓国をベスト4に、06年にはオーストラリアをベスト16に導いた。

 トルシエ氏は、日本フットボールリーグ(JFL=日本サッカーの3部リーグ)所属のFC琉球の総監督を務めているが、 日本のメディアは10日、同球団関係者の言葉として、「コートジボワールがトルシエ監督に監督就任を提案した」と報じた。

 同関係者は、トルシエ監督がコートジボワールに興味を示しており、FC琉球の総監督と兼務を考えているという。

 フランス出身のトルシエ氏は、アフリカのサッカー事情に詳しいのが強みだ。02年のW杯韓日大会当時、日本代表を率いていたトルシエ氏は、93年に一時期コートジボワールの監督を務め、その後もナイジェリア、ブルキナファソ、南アフリカ共和国、モロッコなどアフリカの代表チームを指揮した。アフリカで好成績を残し、「白い呪術(じゅじゅつ)師」の異名を取った。

 コートジボワールは、今年1月に行われたアフリカ選手権での成績不振により、ハリホジッチ監督を解任、後任の監督を探している。

ミン・チャンギ記者

スポーツ朝鮮/朝鮮日報日本語版

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