現代自会長に56億円賠償命令、判決が確定

鄭夢九・現代自会長
 鄭夢九(チョン・モング)現代自動車会長が経営上の不正行為に対する責任を取る形で、会社側への700億ウォン(約56億円)の賠償金支払いを命じられた判決が10日までに確定した。

 ソウル中央地裁によると、鄭会長の裁判で原告と被告の双方が期限まで控訴しなかったため、一審で判決が確定した。

 原告の現代自動車個人株主14人と経済改革連帯は2008年4月、鄭夢九会長と金東晋(キム・ドンジン)前現代モービス副会長を相手取り、違法な有償増資などで生じた約1400億ウォン(約112億円)の損失を会社側に賠償するよう求める訴訟を起こした。ソウル中央地裁は先月、鄭会長に700億ウォンの賠償金支払いを命じるとともに、うち50億ウォン(約4億円)は金前副会長と共同で負担するよう求める原告一部勝訴の判決を下していた。

 経済改革連帯は「被告が控訴しない意向を表明したため、原告側もそれを評価し、控訴しないことを決めた」と説明した。

チョン・ジソプ記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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