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強盗傷害の被告、起訴内容認める 横浜地裁の裁判員裁判
パチンコ店で大当たりした女性に目を付け、自転車をぶつけて現金を奪ったなどとして強盗傷害罪に問われた住所不定、無職、斎藤政徳被告(62)の裁判員裁判の初公判が9日、横浜地裁(木口信之裁判長)で開かれた。罪状認否で斎藤被告は起訴内容を認めた。
冒頭陳述で検察側は、被告が生活保護費などを無計画に浪費し、家賃が払えなくなったことなどから、パチンコで大当たりした女性を狙ったと指摘した。弁護側は、倒れた被害者が道路脇の金属製フェンスに衝突したことについて、「フェンスにぶつけることまでは意図していなかった」などと主張した。
起訴状によると、斎藤容疑者は昨年9月、川崎市高津区の路上で、自転車で帰宅途中の女性=当時(67)=に自分の自転車をぶつけて転倒させ、現金約15万円入りの手提げバッグを奪ったなどとしている。女性は頭などに約2週間のけがを負った。