ゴルフ:韓日対抗戦復活の背景にあるものとは
日本が韓日対抗戦再開に合意したワケ
韓国選手の実力が日本選手を逆転、国際的な地位の変化
今月11日にKPGA(韓国プロゴルフ協会)とJGTO(日本ゴルフツアー機構)が男子ゴルフの韓日対抗戦再開に合意した。開催は9月で、両国のトップクラスの選手たちが総動員される。韓国からは崔京周(チェ・ギョンジュ)、梁容銀(ヤン・ヨンウン)、日本からは石川遼などが参加する。
今回、韓日対抗戦が復活した背景には、両国間における勢力図の変化を挙げることができる。わずか10年前、日本は韓国など眼中になかった。女子では1998年に朴セリ(パク・セリ)がUS女子オープンで優勝し、日本でも多くの大会で優勝を重ねたが、男子は2000年代に入っても日本の方が上回っていた。
KPGA事業局のパク・ホユン局長は、「両国の対抗戦再開は昨年提案した。数年前に比べると、日本の反応は非常に好意的だった。これまで日本は韓国に対し上位の立場にいたためか、韓国との対抗戦にはそれほど大きな関心を示さなかったが、時の流れを感じる」と述べた。
2002年に崔京周が全米プロゴルフ協会(PGA)ツアーで初優勝して以来、韓国は梁容銀などの活躍もあって、米国ではすでに9勝を挙げている。在米韓国人のアンソニー・キムやナ・ソンウクも、韓国ゴルフの世界的地位を高めるのに一役買っている。
ツアーの規模は、今も日本が韓国を大きく上回っている。しかし、トップクラス選手たちの技量は韓国の方が上だ。世界ランキングトップ100ではアンソニー・キムが26位、梁容銀29位、ナ・ソンウク64位、崔京周が75位だ。2年前に崔京周は世界ランキングで5位にランクインしたこともある。日本は石川遼が37位で最も高い。以下、池田勇太が40位、さらに70位から80位台に5人の選手が名を連ねる。日本ツアーに与えられるランキングポイントが非常に高いという点を考慮すると、韓国選手は主に米国での活躍でポイントを稼いでいることが分かる。
ゴルフ業界全体の規模をみても、韓国は日本に急速に迫っている。日本の年間のゴルフ場来場客は延べ1億人ほどで、韓国は2600万人。ゴルフ場の数は韓国が400カ所、日本は2400カ所(18ホール以下を含む)だ。日本は10年以上にわたる景気低迷に苦しんできたが、ゴルフ場への税制面での支援などで基盤はしっかりしている。全体的に見ると、10年前までは韓国のゴルフ産業は日本の10分の1レベルだったが、今やその格差は半分にまで縮まっている。
韓国ゴルフ場経営協会のイ・ジョングァン部長は、「日本が今もゴルフ先進国であることは認める。ツアートップクラス選手の力量は韓国がすでに上回っているが、それ以外では改善すべき点が多い」と語る。特に日本はミズノやツアーステージ、PRGR、ヤマハなどの一流メーカーが米国企業と世界のゴルフ用品市場を二分している。韓国にもE2などの企業があるが、今も苦戦している。
パク・ジェホ記者
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