ソウル市教育庁の元人事担当局長、収賄で逮捕状請求

 ソウル市教育庁の人事不正事件で、ソウル西部地検は12日までに、昇進人事の見返りに現職校監(教頭に相当)から金銭を受け取ったとして、同庁で人事業務を担当していた元教育政策局長(63)の逮捕状を請求した。

 調べによると、元局長は2008年から09年にかけ、教育政策局長として小中学校の人事業務を統括し、ソウル市内の学校の校監5人を校長に昇進させる見返りとして、現金約2000万ウォン(約160万円)を受け取った収賄の疑いが持たれている。元局長は「昇進人事の見返りで金銭を受け取ったことはない」と容疑を否認している。検察は、元局長が受け取った資金の一部が孔貞択(コン・ジョンテク)元ソウル市教育監(教育長)に流れた可能性があるとみて、集中的に追及している。

 元局長は孔元教育監の最側近で、昨年8月に定年退職した。元局長は、昇進人事をめぐる別の収賄事件で逮捕された別の元局長(60)の前任者に当たる。

チョ・ベッコン記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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