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61歳男が強盗目的を否認 店主強盗殺害の初公判 千葉地裁
このニュースのトピックス:殺人事件
酒店店主を刺殺し金を奪ったとして、強盗殺人などの罪に問われた無職、山田十四夫被告(61)の初公判が8日、千葉地裁(渡辺英敬裁判長)で開かれた。
山田被告は「金品(を奪う)目的ではなかった」と起訴内容を一部否認した。弁護側は、殺人罪は争わないが強盗罪は成立しない、と主張した。
検察側は冒頭陳述で、「山田被告はパチンコなどで借金を重ね、金にひどく困っていた」と指摘。金品を奪う目的を「自白」したとされる山田被告の取り調べを録画したDVDを再生する方針を明らかにした。
起訴状によると、山田被告は昨年1月29日午後5時半ごろ、千葉県船橋市の酒店に侵入し、持っていた刃物で店主の秋本敏男さん=当時(65)=の胸や腹などを刺して殺害し、約5万円を奪うなどしたとしている。