トレンド
- [←]前の記事
- 次の記事[→]
先生とエッチ、パンツでカネ稼ぎ・・・
イマドキ女子中学生の"性事情"
(週刊朝日 2010年03月19日号配信掲載) 2010年3月12日(金)配信
ある日、E里さんが「売りに行く」というので、同行させてもらった。場所は横浜市内のショッピング街。日曜日だというのに、友人と制服を着て現れたE里さん。理由を聞くと、
「このほうがウケがいいから」
と言う。母親には「友達と塾の見学に行く」と言って出てきたらしい。今日の“商品”はパンツ4枚。近所のスーパーで通常3枚千円が4枚千円のセール品だったという。
「売る用のパンツは自分で買い、はいてはためておくんです。実は3枚は1日ばきだけど、1枚は朝慌てて5分はいただけ(笑い)。これは相手に内緒ですよ」
買値は1枚5千円の計2万円。そのお金は今日中に流行のバッグに変える予定だという。ところが、待てど暮らせど相手が来ない。結局、30分ほど待ったところで、「今日は来ない」と諦めた。
「3回に1回の割合でこんなときがあるんです。冷やかしか当日になって怖じ気づいたんだと思います。あ〜あ、使えね〜!」
E里さんの悪態を初めて聞いて驚いた。それほど普段は丁寧に話す上品なお嬢さんという印象が強いのだ。
取材をして気づいたのは、皆、とてもあけすけに性を語るが、自分を「普通」だと思っていることだ。
その理由を前出のC子さんに問うと、こう話した。
「ブログやプロフにはもっとすごいこと書いてる人がいっぱいいる。だから私は普通なの」
家庭にインターネットが普及し始めたころから、彼女たちの「同級生」は学校だけではなく全世界に広がった。そこには、自分の性を赤裸々に公開するブロガーや自称「小学生」の性交経験者までいる。
学校で性行為まで教わらなくても、インターネットは何でも教えてくれる。そんな世界に生きる彼女たちが、セックスを「普通」に経験するのは、無理もないことかもしれない。 本誌・小宮山明希
バックナンバー記事
- 「ご家庭で直していただかないと…」 (週刊朝日 2010年3月12日(金))
- 浅田真央 攻めて銀メダル (週刊朝日 2010年3月4日(木))
- トヨタ叩きは米国の“謀略” (週刊朝日 2010年3月4日(木))
- 藤田まことの「借金と素顔」 (週刊朝日 2010年2月25日(木))