ミシュラン星付きレストラン、日本で閉店も

「ピエール・ガニェール」不況で

 世界的な権威を持つレストランガイドブック「ミシュラン・ガイド」で名誉の星(格付け)を得ながらも、不況のため閉店したレストランが日本で出た、と産経新聞が7日、報道した。

 その代表的なケースが、経営悪化で昨年、ひっそりと閉店したフレンチ・レストラン「ピエール・ガニェール・ア・東京」。フランスの有名シェフ、ピエール・ガニェール氏が2005年に東京・青山にオープンさせ、ミシュラン・ガイド東京版(09年)で二つ星と評価された。ピエール・ガニェール氏のパリにあるレストランは、ミシュランから最高格付けである三つ星をもらっている。同紙は、料理に詳しい放送作家の言葉を借り、「大きな衝撃だった」と報じている。

 ピエール・ガニェール氏はフランス料理界の巨匠ジョエル・ロブション氏と共に東京に進出、自身の名を冠した店を経営したが、目立たない場所で、苦戦していた。同紙は、このほかにも、09年版ミシュラン・ガイドで星が付いた東京にあるレストランのうち2店が閉店し、10年版に掲載されなかったとしている。08年版で星付きになったレストランでも、4店が不況で閉店になっている。

東京=鮮于鉦(ソンウ・ジョン)特派員

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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