サッカーW杯:歴代監督が語る「残り3カ月の対応策」(上)

「現地適応を十分に、自信をつけて」

金正男(キム・ジョンナム)氏(1986年ワールドカップ〈W杯〉メキシコ大会当時、代表監督)

金正男氏(1986年メキシコ大会当時、代表監督)
 24年前と今では、比較にならないほど変わった。当時は世界のチームとの対戦を前に、わたしがまず恐怖感を感じていた。「韓国があんな(強豪)チームとまともに試合できるだろうか」と思った。序盤に一発くらって、「だったらやってやる」と死ぬ気で突っ込んでいったのが、当時のサッカーだった。

 だが今は違う。今回のコートジボワール戦で、韓国の選手はまったく気後れしていなかった。成長過程からして、過去の選手とは違う。残りの3カ月間で、世界の強豪と対戦し自信をつければ、いい結果が出せるだろう。

 1986年W杯のときは、メキシコの気候と高地でのプレーに適応できず苦労した。準備段階から負けていたということだ。今年初めに行った南アフリカでの合宿も、韓国代表は時差と気候に苦しみ、結局ザンビアに負けた。残された期間で、現地に適応できるよう徹底して準備しなければならない。

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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