サッカーW杯:歴代監督が語る「残り3カ月の対応策」(下)

「コンディションが最優先、相手の監督をよく研究すべき」

金皓(キム・ホ)氏(94年アメリカ大会当時、代表監督)

金皓氏(94年アメリカ大会当時、代表監督)
 残りの3カ月、大事なのは一にも二にもコンディション。けがをする選手が出ないよう、最大限注意すること。94年大会のときは、2週間前に米国に到着したが、計画通りコンディションを調整することができなかった。

 94年当時の代表は、大会開始の50日前に召集されて練習を行っていたため、組織力を高める時間は十分にあった。それに対し今回は(所属チームが海外など)バラバラなため、容易ではないと思う。だが今回の代表には、経験という財産がある。過去のチームは国際舞台での試合経験がほとんどなく、過度に緊張していた。わたしも機を見ては「緊張するな」と繰り返していた。

 許丁茂(ホ・ジョンム)監督には、1次リーグB組で対戦する3チームの監督について、よく研究するようアドバイスしたい。わたしも韓国と対戦するドイツ、スペイン、ボリビアの監督について常に研究していた。サッカーは監督が作り上げる作品であり、監督を見ればそのチームの特色が見えてくるからだ。

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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