サッカーW杯:許監督が語る「本大会で生き残る方法」(上)

「ギリシャにはスピード、アルゼンチンには組織力で対抗」

 サッカー・ワールドカップ(W杯)南アフリカ大会(6月11日開幕)まであと95日。3カ月あれば、チーム力を完全に向上させることも可能だし、逆に実力が急降下することもあり得る。3日にアフリカ最強のコートジボワールを2-0で下し帰国した、サッカー韓国代表の許丁茂(ホ・ジョンム)監督に、本大会で対戦する1次リーグB組の3カ国について、残り3カ月での攻略のポイントを聞いてみた。

 許丁茂監督は、「きょうはうまくいっても、あすはうまくいかないのがサッカー」と語り、コートジボワール戦の勝利による選手の慢心を警戒した。W杯で韓国が最初に対戦するギリシャは、4日の親善試合でアフリカのセネガルに0-2で完敗し、専門家からスピードが遅いとの指摘が相次いだ。だが許監督は、190センチ級の選手を4-5人擁するギリシャについて、体格面での強さをさらに警戒していた。「韓国の悩みは高さがないこと。セットプレーなどの場面で、防御が難しい。相手の高さ対策だけを考えた布陣では、スピードが遅くなる」。高さのあるギリシャに対抗できる選手は、結局「スピード」で劣る。許監督はまた「ギリシャが遅いと感じたのは(相手がアフリカ・チームだったため)当然だが、それはあくまでも相対的な話」と、W杯本大会の試合はまた別物との考えを強調した。許監督は「ギリシャ戦は(勝算は)五分五分だと思う」と語った。

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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