「1年以内に事故が発生したら新車と交換します」
「購入から1年以内に事故が発生したら、新車と交換いたします」
現代自動車は今月から3カ月の期間限定で「新車交換サービス」を実施する、と7日に発表した。
対象となるのは、特装車や営業用車両を除く車種の購入者のうち、現代キャピタルのローンを利用したケースで、購入から1年間、過失割合が50%以下の対物事故で、修理費用が車体価格の30%以上となった場合に限られる。適用されるのは1回のみ。購入者本人または配偶者、子供が運転していた場合には、事故慰労金として100万ウォン(約8万円)が別途で支給される。
現代自の関係者は、「新車を購入してから1年以内に大きな事故が発生した場合、修理をしても、その車が中古車となった場合の価格は、無事故の車に比べて30%から40%安くなる。この制度は、現代自がその価格低下分を補てんするというものだ」と説明した。
つまりこの制度は、事故で大破した車をそのまま交換するわけではなく、事故車が完全に修理された場合に限り、交換できるということだ。修理の際に本人の自損保険や相手の対物保険を利用しても良いし、あるいは本人が自損保険未加入の場合には、全額本人負担で車を完全に修理することも可能だ。要するに、保険を利用するかしないかに関係なく、事故車を修理すれば、返納が可能となる。
現代自は昨年の8月から年末まで、一部車種の購入者を対象にすでに同じようなサービスを試験的に実施しているが、導入当時、このサービスに加入したのはおよそ1万台だった。そのうち実際に事故で車を交換したのは3件、交換の審査が行われているのは7件だ。そのため、現代自の車を購入して1年以内に事故で車を交換する確率は、1000台当たり1台か2台ほどと推定されている。
この「新車交換サービス」は、米国で成功した「アシュアランス・プログラム」の韓国版といえる。韓国でもよりレベルの高い顧客満足サービスを実施し、ユーザーから好評を得て販促につなげるため、米国で行われている制度を参考にした。アシュアランス・プログラムとは現代自の車をローンで購入、あるいはリースを受けたユーザーが、1年以内に失業あるいは交通事故に遭った場合、車を無償で返納できるというものだ。それ以外にも現代自は、ガソリン価格上昇分を負担する「ガスロック・プログラム」など、積極的なマーケティングで米国のユーザーから好評を博している。
崔元碩(チェ・ウォンソク)記者
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