中井洽(ひろし)拉致問題担当相は13日、鳩山由紀夫首相が朝鮮学校を高校無償化の対象に含めるかどうかに関連し衆院予算委員会(2日)の答弁で朝鮮学校の生徒との面会を検討する考えを示したことについて、「あの人は超のんきというか、人柄が良すぎるところがある」と首相を批判した。津市で開かれた民主党衆院三重1区支部定期大会のあいさつで述べた。
中井担当相は「右往左往しているように思われるのに、ご当人(首相)には右往左往しているつもりはない。そこがつらいところ」と指摘した。
大会終了後も報道陣に対し、「まず拉致した人を返してもらうのが(無償化より)先だ」と強調した。【岡大介】
毎日新聞 2010年3月13日 20時24分