一般キョーヨー教育学部 お前は、そこにいろ!

第7講

レポート

東京タワー
(一般キョーヨー教育学部/思い切って贅沢した事/はるみん/2010.01.11)

中学2年の頃、初めて東京に遊びに行きました。

一番年長だった私は、東京に住むいとこ3人と妹のあわせて5人の世話を頼まれ、東京観光に。

物凄く暑い夏の日でした。

二つ下の妹と「とりあえず皇居と国会議事堂に行こう」といろいろ調べながら大手町へ。

皇居と国会議事堂の前で皆で写真を撮って満足。

そこから「東京タワーに行こう」となりました。
議事堂の前で警備をしている二人組の警察官に、
「東京タワーってどう行けばいいんですか?」
と尋ねると、
「地下鉄で・・」
と言います。
みんなの所持金は全部あわせて多分2000円くらいだったと思います。
地下鉄に乗ったら、家まで帰れません。

「いや、そうじゃなくて、歩いて行きたいんです」
というと、警察官の二人は困ったように顔を見合わせましたが、地図をくれて、方角を教えてくれました。

真夏、ゾロゾロ歩く私たち。

のどが渇いた、といういとこの声に、一番安いコンビニの水を買ってみんなで回しのみしながら東京タワーを目指します。

やっとたどり着いた東京タワー。

登ってみよう!と近づいてみると、

「東京タワー料金表」

の文字が・・・。

「小中学生 460円」

5人のお金は払えません。

諦めて帰ろうとすると、いとこ3人が言いました。

「はるみんちゃんたち登ったら」
「僕らいつでも行けるし」
「ここで待ってるから」

そして、私と妹は2人東京タワーに登ることにしました。
「思い切って贅沢」して持っていたお金の殆んどを使ったのです。

二人合わせて、920円。

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そしてタワーの展望台。

田舎からやってきた私たち姉妹にはびっくりするような光景が目に飛び込んできました。

本当に目の前一杯にビルビルビル・・・。

街が終わらない!!!

夏の暑さで遠くけぶっていましたが、この小さなビル一つ一つに誰かがいて生活しているのかと思うと、気が遠くなりそうでした。

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私たち姉妹が東京タワーに登ったために、帰りは3駅分くらい歩いて電車代をギリギリまで節約してようやく帰りました。

あれから何度か東京タワーには登りましたが、あの初見の感動が忘れられません。

教授・助教授陣の評価&コメント

評価 講師ベストアンサー

>バナナマン 設楽統教授 日村勇紀教授 (2010.01.27)

設楽 贅沢は金額じゃないっていうね。これ偽善な感じに取られてもしょうがないですけど、これを選んじゃいましたね。でもこれ5人で2,000円ってことは、ひとり400円ぐらいしか持ってないってことでしょ。東京行くってなったら俺、中2でももうちょっと持ってくな(笑)。
日村 東京行くのに2,000円って(笑)。「よく来たな!」だよね。
設楽 あと、俺だったら原宿行くね。エラいよね、マジメだよね。基本の姿勢が。東京タワーはわかるけど、国会議事堂とか皇居に行くって、きっと文化的生活を重んじてるマジメな人だよね。
日村 だって遊ぶ気ないもん、この金額。
設楽 国会議事堂から東京タワーも結構距離あるしね。
日村 歩きたくはないね。
設楽 俺らが初めて行った海外がオーストラリアだったけど、エアーズロックまで歩いて行こうとしてたからね。距離で言ったら北海道から沖縄ぐらいまであるのに(笑)。
日村 「明日行こうぜ!」って(笑)。
設楽 知らないっていうのは罪ですよね。

講師

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