スカイマーク(本社・東京)の副操縦士が飛行中の操縦室内でデジタルカメラを使って自分たちを撮影した問題で、前原誠司国土交通相は12日、閣議後会見で写真を公表し「言語道断」と批判した。
公表した写真は2枚で、1枚は客室乗務員が副操縦士席に座り、機長と共にピースサインをしている。もう1枚は客室乗務員が中央、両脇に機長と副操縦士が写っている。前原国交相は「運航中、(写っている)全員こっち(後方)を向いている。お客さんが乗っている機内でこういうことが起きるのは、言語道断で許されざるべき行為だ」と述べた。
同社は副操縦士を諭旨退職にするなど15人を処分しているが、国交省は「調査が不十分」として同社に立ち入り検査を実施した。【平井桂月】
毎日新聞 2010年3月12日 東京夕刊