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朝青龍 MAPの5月旗揚げに来るぞ!

 新団体「MAP」の旗揚げ会見にはたくさんの報道陣が集まる=新宿・歌舞伎町のクラブ「ニュー愛」(撮影・三好信也)
 新団体「MAP」の旗揚げ会見にはたくさんの報道陣が集まる=新宿・歌舞伎町のクラブ「ニュー愛」(撮影・三好信也)

 元横綱朝青龍(29)との“合体”をテーマに掲げるプロレス団体「MAP」が11日、都内で発足会見した。会場は何と、新宿・歌舞伎町の有名ホストクラブ。この場違いな場所に、全国ネットのテレビ4局など報道陣約60人が殺到した。MAPは3月21日に東京・新宿FACEで行う第1弾興行をプレ旗揚げ戦とし、5月初旬に同会場で本格的な旗揚げ戦を開催すると発表。大物芸能人に加え、朝青龍の来場も呼び掛けていく。モンゴルに帰国中の朝青龍はこの日、首都ウランバートル市内で会見。日本相撲協会への不満をぶちまけ、暴行問題を完全否定した。

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 ホストクラブでの異色会見は、有名チェーン店を展開する愛田観光が、3・21プレ旗揚げ戦をサボートする関係で実現した。豪華なシャンデリアが輝き、エメラルドやサファイア色の装飾品が壁にちりばめられた“宝石箱”のような店内は、報道陣でごった返した。

 TBS「サンデー・ジャポン」、読売テレビ「ミヤネ屋」など4局6番組のスタッフら約60人。「朝青龍との今後」について質問が集中した。

 今回の旗揚げに際し、朝青龍の個人マネジャー・一宮章弘氏には団体の趣旨を伝え、朝青龍に連絡してもらうことを確認済み。現在、本人はモンゴルに帰国して多忙だが、情報が届き次第、返事をもらうことになる。渡辺努代表は「可能性がある限り、朝青龍さんにはリングに立っていただきたい。格闘技ではなく、エンターテインメントな試合がふさわしい」とプロレスラーとしての参戦に期待を込めた。

 だが、章弘氏の兄で、同団体のスタッフ兼レスラーの一宮章一は「資金力がないので、それは夢のあるところ(ビッグイベント)で石井慧選手とやっていただきたい」と現実路線を強調。むしろ、「横綱の人脈でモンゴル相撲を導入したい。母国のスポーツ親善大使である朝青龍さんの力を借りなくてはならないと思っている」と、プロデューサー的な役割を求めた。

 某大物芸能人と水面下で参戦交渉を進めている5月の本格旗揚げ戦が団体の勝負どころとなる。朝青龍来場について、一宮は「来てくださいと声をかけたい」とオファーを明言。団体名は“地図”を意味する「MAP」に統一するが、一宮は「団体が大きくなって、朝青龍さんに買っていただき、『モンゴル・アサショーリュー・プロレス』と名乗れるようになればうれしい」と夢を描いた。

(2010年3月11日)
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