母国モンゴルでの会見で暴行を否定した朝青龍に、大相撲の元小結旭鷲山で現モンゴル国会議員のダバー・バトバヤル氏(37)が助け船を出す。12日、デイリースポーツの電話取材に、「なぐっていないのに辞めさせたのなら、横綱への『いじめ』。モンゴルの国会は4月3日に始まるので、自分が議題や質問を出そうと思っている」と、国レベルの問題として扱う考えを示した。
バトバヤル氏といえば、現役時代に朝青龍と数々の場外バトルを繰り広げた“犬猿の仲”。とはいえ、「次に続く白鵬とか安馬(=日馬富士)とか、同じようなことになったらかわいそうだから」とモンゴル出身力士全体のためにひと肌ぬぐ。同氏は春場所も訪問する予定で、「あいさつして話をしたい」と親方衆に事情を聴いて回る考えだ。
(2010年3月12日)